あさひ整骨院
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自己否定について考えてみる後編

自己否定について考えてみる後編

自己否定について考えてみる後編

前回「自己否定とは…?」をお伝えしました。
するとセットで言いたくなるのが

 

「強みと弱み」です。


もともと日本人は弱みを補うことに
焦点を当てる方が多いと思います。
そこに西洋的な考え方が入ってきて
「弱み」を補うことよりも「強み」を伸ばすことのほうが効率的
だという価値観を植え付けられます。

 

ある自己啓発セミナーでは
「あなたの良いところは…」など
お互いに強みを言い合うことで
自分自身の強みを他者に承認してもらえた気になり
「自己肯定感」が上がります。

 

すると「生まれ変われた」と感じる方もおり
セミナー会場は高揚とした場になることがあります。
そういうのに参加された方はその場にいると
ちょっと違和感を感じたのではないでしょうか。

 

本人たちは強みを認識することで行動しやすくなり
また行動すると生活に変化が生まれてきますので


「やはり強みを磨くことが重要なんだ」
と思いこんでしまいます。


このような「強みを磨く本」も
たくさん出版されていますので
ご覧になった方も多いでしょう。
しかしこれが長く続くことはありません。
生きていれば現実とぶつかることとなり
多くの方が自己啓発系セミナーに
逃げてくるような形になることも多いようです。

 

本来なら
強みを認識しそれを磨くことも大切ですが
弱みを補うことも大切です。

 

では「強みを伸ばすこと」と「弱みを補うこと」は
どちらに比重を置けばいいのでしょうか?

 

ひとつの考え方として下記のようなものがあります。
・知識や技術など外面的なものは強みを伸ばす
・性格などのような内面的なものは弱みを補う

 

当たり前といえば当たり前です。
自分のような治療家に絵を書かせても
社会には何の貢献もできませんが
治療をすれば社会の大きな貢献ができます。

 

しかし、偏った性格のままですと
その仕事が続かなくなったり
生きていてとてもストレスを感じてしまい
病気になったりします。

 

あるいは
家族など周りの人にストレスを与え
誰かを病気にしてしまうかもしれません。

 

ワークやカウンセリングを
受けた方は経験あるでしょうが
自分を見つめていくと非常につらい時間を
過ごすこともあります。
これは弱みに焦点が当てられ
その弱みを補おうとしているときなのです。

 

ときおり、辛くてスルッと逃げてしまう方もおりますが
これはいたしかたありません。
自分の弱みを補うことはとても辛く
一度では無理なことも多いのです。

 

そのため
何度でもチャレンジすればいいのですが
辛いために「強みを伸ばす」という方に
逃げてしまいがちになるのです。

 

残念ですが
内面的なことは強みをいくら伸ばしても
成長はできないのです。

 

ここまでご覧いただければ
前回書いた「自己否定」ということが
いかに重要かお分かりになると思います。

 

「弱みを補う」には
自分の弱みを認識する必要があります

 

それは自己否定をせずに
認識することはできないのです。
辛いことから逃げるための
「強みを伸ばす」
であってはならないのです。

 

このことを少しでも理解ができると
自律神経失調症やうつ病の解決の糸口になりますし
驚くほど変化が出てくるときもあります

 

かくいう自分も
うつ病になった時、治療してくれた先生から
全く一緒ではないですが
このような話を聞かされ自分自身考えるきっかけにもなりました

 

前回・今回と
難しい内容ですが
少しずつ自分の中に落とし込んでみてください

 

当院は常に相談も受け付けていますので
遠慮なくご連絡ください。

 

今回もお読みいただき
ありがとうございました。

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