あごの筋肉の緊張が自律神経の働きをおかしくする!!!
だんだん冬らしさが到来するこの時期
町がイルミネーションで明るくなる時期
そう「寒さを感じてくる」時期です
まだ急には冷えませんが
寒さを感じると全身に力が入り
こわばったりもします
そうするといつも以上に疲れたり
元気がなかったりとします
そしてこのことも出てくるのですが
今回は噛み癖について
お話ししたいと思います。
肩こりや頭痛、自律神経の不調を
訴える患者さんに多いのが『噛み癖』です。
本人は無意識ですが
何かに集中している時に
奥歯を噛むクセを
噛み癖といいます。
噛む時に使う筋肉は
アゴの横から側頭部にまで
伸びる咬筋と呼ばれる筋肉を使います。
通常この筋肉はモノを
噛む時のみ使われるのが
本来の姿なのですが
噛み癖がある人は
パソコンをしている時
針仕事をしている時
家事をしている時など
何かに集中している時に
奥歯を噛む習慣があります。
筋肉は動かしているときは
血流もよく弾力がある状態ですが
噛み締める時間が長くなると
持続的な筋肉の緊張が続き
筋肉に血流障害がおこり
筋肉は硬くなります。
これを『筋肉の硬直』といい
カチンカチンに筋肉が
硬くなっている状態です。
噛み癖がある人はアゴの筋肉の
硬直がしだいに頭の筋肉や
首や肩の筋肉まで伝わりことで
それらの筋肉も同じように
硬直していく結果
頭痛や肩こりをおこしているものと考えます。
そして無駄に力が入る状態が長くなると
自律神経の働きもどんどんおかしくなり
気がついたらめまいや耳鳴り、元気が出ない
朝が起きれない、不安を強く感じるなど
自律神経の不調も目立ってきます。
なのでストレスを感じている時にも
アゴの筋肉に力が
無意識に入る人もいますので
今回は自分のアゴの筋肉が
どれだけ拘縮しているのかを
調べてみましょう。
自分のアゴの筋肉の拘縮度を観察してみよう
両手の手のひらを
下顎(耳の下の骨の角)から
側頭部(耳回り)にあてます。
だいたい手のひらが
当たっている場所が
噛む筋肉だと思ってください。
噛む筋肉を指先で触り
奥歯を噛み締めると筋肉が
動いているのが確認できます。
噛む筋肉の場所を確認したら
次に噛む筋肉の硬さをチェックします。
チェックの仕方は簡単。
噛む筋肉を指先でぐっと押しながら
タテやヨコに動かしてみます。
噛み癖のある人は
かなり痛いはずです。
「硬くなっていて押しながら動かすと痛い」
この状態がアゴの筋肉の拘縮状態です。
では、次に拘縮した筋肉を
リラックスさせる方法を教えます。
噛む筋肉のリラックスのさせ方
筋肉は正しく動かすことで
リラックスしていきますので
アゴの筋肉を動かしてみましょう。
アゴの筋肉リラックス法について
・下の歯を前後に5回動かします。
・下の歯を左右に5回動かします。
・顔を少し上を向き
下あごを前に出します(アイーンの形)
・そのまま軽く口を開きます。
・口を開けたまま顔を戻す。
これらの動きを2~3回すると
拘縮していたアゴの筋肉も
リラックスしていきますので
是非お試しください
顎の筋肉に力が入っていると
その緊張は次第に首の筋肉が
固くなり肩こりや頭痛の
原因となっていきます。
顎の力を抜くのには
奥歯を噛み締めない事です。
奥歯があたるのは食べるときだけです。
このことをしっかり脳に
インプットして下さい。
それ以外の時は奥歯は
上下であたってはいけません。
普段は少し奥歯が
開いてるのが自然です。
とは言っても唇を閉めてないと
マヌケに見えますが・・・・・
奥歯があたらないように
口の中はポカーンと
リラックスさせ唇で口を
閉めるようにして下さい。
そうするとアゴの筋肉は
リラックスして見た目も賢く見えます
噛み癖が習慣になっている人は
日々 気を付けていると
必ず良くなってきますので
先ほど教えた
アゴの筋肉をリラックスさせる
方法を頻繁にして
奥歯を噛み締めないことに
気をつけてください。
悪いクセを治して
良いクセを身に付けましょう
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


















