冬の肩こり、腰痛の真犯人とは?
最近治療していて感じることですが
同じ姿勢が続くと
腰や肩の違和感を訴える人が増えました。
・長時間座ったあと腰が重くなります。
・立ちっぱなしのあと腰が抜けそうになる。
・デスクワークだとすぐに肩が固まってくる。
冬はこのような訴えが非常に多くなります。
痛む腰に湿布を貼り
肩を揉んでみても
楽なのはその場だけ。
翌日にはまた戻る。
なぜ戻るのでしょうか?
その原因が腰や肩ではないことが多く
離れた筋肉の影響で
痛みが出ることがあります。
だから腰を触っても
肩を触っても改善しません。
今日はその仕組みを
分かりやすく整理していきます。
冬に固まりやすい筋肉は何なのか?
寒いと感じると
無意識に力を筋肉が
あるのをご存じでしょうか?
答えは
内ももにある内転筋です。
人は寒いと感じると
無意識に内転筋に力を入れ
体温を守るために身体を縮めます。
この結果
内転筋は伸び縮み出来ずカチカチに
固まってしまうのです。
筋肉が伸び縮み
できなくなった状態のことを
医学的には筋拘縮といいます。
なぜ冬に固まるのか?
寒いと人は無意識に
身体を縮めてしまいます。
・背中が丸くなる。
・肩がすくむ。
・身体に力が入る。
この反応は自然で悪いことではありません。
問題はその時間が長いこと。
冬は縮こまる時間が
どうしても長くなります。
その間ずっと内転筋にも力が入る。
力が入り続けると力が抜けにくくなる。
硬くなり固まっていく
(自律神経も実はこの影響をうけています)
しかも無意識ですので
本人は気づきにくいです。
ここが冬の落とし穴になります。
内転筋の役割について
内転筋は脚を締める筋
そう思われがちです。
でも実際はそれだけではありません。
身体を丸くする方向へ
引き込む作用もあります。
だから冬はさらに固まりやすくなります。
つながりの見方を知ろう!!!
ここは少し筋膜のつながりの話です。
内転筋が拘縮すると
身体の深部ラインが
縮みやすくなります。
筋膜のラインはいくつかあるのですが
内転筋は脚の内側から
腹部、胸部の深いところを
通るディープフロントラインの
一部だと言われています。
内転筋が拘縮すると
その影響は上下に波及していき
ライン全体が縮んでいきます。
そしてこのラインが縮むと
身体は丸くなろうとします。
丸くなった身体は
私たちに元々備わる
姿勢反射によって元に戻ろうとします。
その結果、姿勢を正そうとして
腰が頑張りすぎる
肩も頑張りすぎる
ことになり腰痛や肩こりが出ます。
つまり、
痛みは腰や肩に出るが
その引き金は内転筋というのが冬に多いです。
よくある誤解について
・腰が痛いから腰を揉む。
・肩がこるから肩を揉む。
これは自然な流れです。
それで良くなるならそれでOKです
でも戻る場合は他に原因を
探さなければいけません。
湿布も同じで何日も
貼って改善しないのであれば
痛みの場所と原因の場所が
違うと気づかないといけません。
内転筋のセルフケアをしよう
治療で矯正したことをより生かすために
セルフケアは欠かせません
セルフケアの方法は何でも構いません。
マッサージでも
ストレッチでも
筋トレでもOKです。
大事なのは一つ。
内転筋に意識を向けて
刺激を入れることです。
セルフケアで
迷う人のために一つだけ
秘伝のマッサージ法を
プレゼントします。
秘伝の内転筋マッサージとは?
内転筋を指か手の平で押します。
姿勢は仰向け、あぐら、椅子など
やりやすい姿勢でします。
ここがポイントですが
いきなり強くは押さないでください。
じわっと押し込んで行き止まりを探します。
そこが固まりの中心。筋拘縮がある所です。
行き止まりまで押したらそれ以上は押し込みません。
いったんほんの少し戻してください。
その位置で止めます。
これが筋肉を緩める秘伝で
マッサージのプロでも
知らないことが多いです。
ポイントは強く押し込むより少し戻す。
このテクニックで筋肉は
ほぐれやすくなります。
その位置で10秒キープします。
呼吸は止めません。
押す強さは心地の良い痛み。
我慢する痛みはやりすぎです。
時間の目安について
内もも全体を少しずつずらして
全体をほぐします。
一か所10秒を繰り返してください。
特に硬い所だけは
回数を少し増やします。
終わったあと立ってみてください。
・腰が軽い。
・肩が軽い。
そう感じる人は
内転筋が関係していた
可能性が高いです。
膝が楽になる人もいます。
立ち上がりが軽くなる人もいます。
当然これだけではないので
良くならなかったらすぐに相談してください!!!
最後にまとめ
冬の腰痛や肩こりは腰肩の問題に
見えて違うことが多いです。
同じ姿勢で 痛みや
違和感が出る人ほど
内転筋を見てほしい。
固まっているだけならほどけば戻ります。
方法は何でもいいです。
迷ったら赤ラインを押します。
行き止まりから少し戻す。
10秒キープです。
繰り返しになりますが
この方法以外でも筋肉は解れますので
参考にしてください。
冬は寒さで身体が縮こまります。
その反応は自然で悪いことではありません。
ただ、そのままだと
内転筋が固まり腰や肩が頑張りすぎる。
そして自律神経の働きが過少になり
より筋肉の緊張が強くなる
疲れやすくなる。
だから冬は内ももを整える。
それだけで日常が変わります。
是非、寒い冬のセルフケアの
ヒントにしてみてください。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。


















