脚を組んで座るのは体にいい事?悪い事?
本格的に寒さがやってきたと思ったら
まだ下がらなかったりと
冬もなかなかはっきりしないですね
ただ紅葉が見ごろを迎えているようなので
見に行ってみるのもいいのではないでしょうか?
今回はよく聞かれる質問の中で
「脚を組んで」に関することを
自分の見解ですが書いて行きます
椅子に座る時に
脚を組んではいけない!
このような事を
言っている専門家が世の中にはいますが
自分の考えは少し違います。
現に僕は座る時には
かなりの頻度で脚を交互に組みます。
交互にと言っても
右が上、その次は左が上と
規則的なパターンではなく
右が上、次に組まない
次に右が上、次が左が上といったように
ランダムに脚を組んだり
組まなかったりと短い時には数分単位で
脚の位置を変えます。
なぜこのような事をするのかというと
カラダの状態を固めないためと
カラダの歪みを治すためにです。
脚を組んではいけないという考えには
脚を組むとカラダが
歪むからダメと言われますが
これは脚を組まない方が
カラダは歪まないという理屈なのですが
本当にそうでしょうか?
人が歪む原因は
多岐に渡ってあります
椅子に座って勉強する時や
仕事をしている時でも
計算をしている時の
ように論理的に考えている時と
芸術や音楽といった情緒的に脳を
使っている時では
カラダが歪むパターンが違ってきます。
これは脳の使い方による歪みです。
それ以外にも
エアコンの位置、
椅子やテーブルの高さ、
シートの硬さ、
周りの人の状態、によって
カラダは影響をされ歪みます。
それに加えて人間は
内臓が左右非対称の構造のため
呼吸をする時には
横隔膜が上下に動くと
胸部や腹部の中では
内臓が各々の動きをします。
つまり呼吸をする度に
カラダの中では内臓は
位置をずらしながら
動いたり元に戻ったりを繰り返しています。
これによってカラダは歪みます。
これが内臓の動きによるカラダの歪みです。
それに加えて地球の自転によるカラダの歪み
気圧によるカラダの歪み
緊張やストレスによるカラダの歪みなど
私たちのカラダはカラダの外や内の
環境や状態によって歪むのです。
何が言いたいのかというと
人はじっと止まっていても
カラダが歪んでいくのです。
と言うよりも
じっとしていると歪み
カラダを動かす事で
その歪みを治していると
考えた方が良いのかもしれません。
椅子に座っている時に
脚を組んではいけない。
何故ならばカラダが歪むからと言う理屈は
こうして考えると
少しおかしいと思いませんか?
確かに、癖で脚を組むのは
僕も賛成はしませんが
座っている時に
あらゆる条件で私たちの
カラダは常に歪んでいるのだとすると
脚を組んだり戻したりする事で
一定の条件をカラダの中に
固定させないようにしていると思えば
脚を組むことへの
罪悪感は無くなるのではないでしょうか?
このような理由で
僕は頻繁に脚を組んだり
戻したりしております。
どちらの脚を上にするのかは
前々回からお伝えしている
左右の坐骨でしっかりと
座れる感覚を持つことが
とても大切な身体感覚となります。
この身体感覚が育ってくると
どちらの脚を上にして姿勢を崩し
どのくらいの時間を
その姿勢でいると良いかが本能的に
分かるようになってきます。
坐骨で座れるようになる。
骨盤を立てて正しく座れるようになる。
カラダの歪みに対して脚を組んで適応する。
女性の方なら
膝を揃えて足先を横にずらす。
一定時間したら必ず脚を戻す。
このような事を座り作業の時に
してみてはいかがでしょうか?
私たちのカラダは座っているだけで
その条件によって歪むのです。
正座や座禅をしている時も上手な人は
坐骨や肋骨の位置を定期的に少しずらして
カラダを固めないようにしています。
良い座り方とは大仏さんのように
1mmも動かず固まっているのではなく
カラダを少しずらしたり
揺らしたりをする事で
歪みを打ち消していると考えてください。
もちろん、脚を組め!
と言っているのでは無いので
そこは間違えないようにしてください。
毎日の習慣があなたの
未来を決定していきます。
未来の素敵な
健康ライフのためにも
坐骨を意識して座ってくだい。
また同姿勢で長い時間い続けると
体は必ず硬くなり緊張し血行が悪くなります
このことが自律神経には悪く影響します
それの積み重ねで体に不調が満たされたとき
症状となって現れるのです。
自律神経失調症の症状において
姿勢を良くすると症状が軽くなるには
こんな背景があります。
体への緊張を生み出す
同姿勢を作り出すことへの問題を
知って頂けたら幸いです
今回もお読みいただき
ありがとうございました。