踵から始める体調管理とは?
お盆休みも終わり
暦で言えば秋に入っているのですが
そんな感じは微塵もしません
むしろ戻り梅雨のような蒸し暑さも
こういう時こそ
「暴飲暴食をさけ、軽い運動をして、しっかり寝る」
を徹底しましょう。
涼しい部屋でずっとくつろぐのもいいですが
人間は「動く生き物」なので
この意識も頭の片隅に置いておいてください
(自律神経の調整に不可欠です)
今回は踵に焦点を当てて
記事を書いていきます。
ちなみにですが
皆様は頭はぼーっとして
のぼせている感じなのに
足が冷えていることはありませんか?
中には「熱中症かな?」と
思う方もいるかもしれません。
そんなとき、
ぜひチェックしてほしいのが
踵(かかと)の温度
のぼせやふらつき
ぼんやり感があるときは
優しく踵を触れてみてください。
冷たく感じたなら
体温が全身をうまく
循環できていない証拠です。
本来、健康なカラダは
「頭寒足熱」が理想です。
でも踵が冷えていると
体の熱が上半身にこもり
いわゆる「冷えのぼせ」に
なってしまいます。
特に頭に熱が溜まると
のぼせ、ふらつき、発汗、
動悸などが出やすくなります。
更年期の不調の多くも
この「冷えのぼせ」と
関係していると考えられています。
つまり
踵の冷えは熱の循環トラブルの
サインでもあるのです。
そのほかにも踵には
もう一つの重要な役割があります。
それはカラダの熱の放出です。
体の中で熱を外へ逃がす出口は
「頭」「手のひら」
そして「踵」の3つ。
踵が冷えていると
この出口がふさがってしまい
頭に熱がこもりやすくなるのです。
その結果、
ふらつきやぼーっとする感じ
発汗やイライラなどさまざまな不快が現れます。
この仕組みは
大人だけでなく
子どもにも当てはまります。
子どもを育てている方にこそ
知っておいてほしい話があります。
子どもが高熱を出したとき、
踵を触ってみてください。
他より踵が冷たければ
熱がうまく巡っておらず
循環が滞っているサインです。
そんなときは、
踵をそっと温めてあげる。
踵が暖かくなることで
熱の巡りがよくなります。
すると、
熱が下がりやすくなったり
熱のわりには元気な状態になっていきます。
病気の時だけ子供を観察するのではなく
普段から、子どもに触れておくことが
子供の病気を早く回復させる
魔法の力になります。
具体的な温め方は
とてもシンプルです。
大人も子供同じです。
・両手で包み込むように温める
・やさしくマッサージする
・蒸しタオルでじんわり温める
冷たく感じたら何度でも試してみてください。
そして不眠に悩む方には、
踵にある「失眠(しつみん)」
というツボがおすすめです。
ここを50回ほど、
心地よくトントンと
ノックするように叩く。
それだけでも、
眠りの質が良くなります。
ホット専用のペットボトルを
使って温めるのも効果的です。
方法はとても簡単です。
ホット専用ペットボトルを用意
①1/3まで水を入れ、残り2/3に熱湯を注ぐ
②しっかり蓋を閉めて振る
③椅子に座り踵をペットボトルにのせて温める。
左右30秒ずつでOKです。
注意点として、
・必ずホット専用を使用
・水→熱湯の順で入れる
・火傷に十分注意!
踵に意識を向け
ケアすることで
カラダの声がだんだんと
聞こえるようになります。
たとえば
踵にひび割れがある
紫がかっている
左右で硬さが違う
そんな変化を感じ取ることで
あなたの体調が見えてくるのです。
踵は姿勢・血流・体温
すべてのバロメーター。
だからこそ
日頃から愛をこめて
ケアしてあげてください。
あなたの体を長年支え続けてきた
この小さな部分に
感謝の気持ちを込めて
手を添えてみてください。
踵を整えることは、
体のリズムを整え、
心にそっと安らぎを届けます。
人生もまた足元から整えていくもの。
まずはできることから
ひとつひとつ
はじめてみましょう。
自律神経の不調も基本は足元から始まります。
不調の大多数の方は足元の安定感がありません。
だからこそ足の骨でも一番大きい骨である
「踵の骨」が特に大切なのです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。