顔の表情と自律神経の関係
ワクチン接種が本格化して時間が経ってきました
接種年齢もどんどん下がってきて
今ではほとんどの方が対象になっているかと思います。
当院の患者さんもどうするかで悩まれてる方を多く見かけますが
大事なことは
「打つ？打たない？」ではありません
どちらの選択肢でも未来はわからないので
いろんなことが考えられます。
ここで言いたいことは
「自分で決めたことを大事にしてほしい
そして、意見が違う人でもその考えに至ったことを尊重してほしい」です
価値観の押し付け合いは
必ず争いを産みます
どんな経緯であれ決断をしたその内容を
皆様が尊重して頂けたらもっと楽になるでしょう。
今回は顔の表情に関する話を書いていきます。
皆様は最近、こんなお悩みはありませんか？
・シワが増えた気がする
・ほうれい線がくっきり目立ってきた
・表情が硬くて覇気がない
・気分がすぐれない
・目が疲れやすい・・
これらの症状に共通する原因に、
「表情筋の衰え」
があります。
顔には３０種類以上の筋肉があり、
目や口、鼻などを動かす時に使うのが、
「表情筋」です。
顔の筋肉は、骨と皮膚につながっている
ため細かな表情を作り出すことができます。
しかし、通常に生活していると表情筋は
全体の３０％程度しか使っていないため
・無表情な時間が多い（筋肉を使わない）
・加齢など（筋肉が弱る）
といった原因により、顔のハリなどの
バランスが崩れ、シワやたるみが発生します。
また、顔の表情と心の表情は関係して
いるため、無表情の時間が長いと、
気分もすぐれなくなります。
さて、それではこの
「表情筋」に効果的な２つの方法、
「あいうえお体操」
「舌ヨガ」
をご紹介します。
まず「あいうえお体操」ですが
まず普通にあいうえおと言ってみましょう。
次に
「あ」はこれ以上開けないくらい大きな口で、
「い」は思い切り口を横に開き、
「う」は思い切り口をすぼめて、
「え」で口を横に開き、
「お」で口をすぼめながら大きく開きます。
声は出さないで構いませんので、できるだけ
オーバーに行います。
これをゆっくりと１０回繰り返すと
顔の筋肉がぽかぽか温まってきます。
次に、「舌ヨガ」です。
これは、舌で口の内側から外側に
押し付けて伸ばす運動です。
と言ってもとても簡単で
舌の先をほうれい線に
沿って押し付けながら動かしていくだけです。
上から、下から、ゆっくりと数回行います。
この２つを行うと、顔の表情筋がストレッチ
されて筋力がついて来ます。
またマスクをつけ続けると
相手に表情を見せることが少なくなり
表情筋はどんどん使われなくなります。
顔の表情はその人の感情を表す鏡です
つまり感情が表に出てこないと
自律神経の視点からで言うと
副交感神経の働きの低下にもなります。
副交感神経の低下は身体の疲労やエネルギー回復に
大きくかかわるので、働きが悪いといつも疲れやすくなります。
たがが表情の話ですが
実はものすごい大事なのです。
マスクを取って生活するのが難しい現在
自宅や誰もいないトイレで
たまにマスクを外して表情を見たり
作ったり、表情筋を動かしてみてください。
マスク越しでは伝わりにくいかもしれないですが
表情の明るさからくるいい雰囲気は伝わるはずです。
今回の話が皆様の生活のお役にたてることを願っています
今回もお読みいただき
ありがとうございました。
