あさひ整骨院
MENU

骨とカルシウムの関係を見直す!!!

骨とカルシウムの関係を見直す!!!

骨とカルシウムの関係を見直す!!!

先々週からの急な豪雨で九州を中心に広島や
様々な場所で被害が出ています。
亡くなられた方に哀悼の意を表すとともに
被害に遭われた方の一日も早い回復を心より願っています。


先週患者さんから
「カルシウムは骨にいいから摂り過ぎても大丈夫ですよね?」
と質問頂いたので、お答えはしましたが
今回は骨とカルシウムの話として
ここでも自分の考えを書いていきます。

 

あなたは「カルシウム」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

 

骨を作るものとか
食事では不足しているものとか
サプリでとるものなど
いろいろと出てくると思います。


カルシウムのイメージは
仮面ライダーなどの
ヒーローもので例えると悪役ではなくて
確実に正義の味方の方のイメージが強く


「カルシウム」は
私たちのカラダを作る為には
欠かせない存在であって
かなり重要な役割を担っているイメージが
多くの人にあると思います。

特に「骨」に関しては骨を強くするのは、
カルシウムが必要だと誰もが知っているし
普段の食事でカルシウムは不足していることも
だいたいの人なら知っています。

なので
カルシウムを多く含む
「牛乳」を飲みましょうとか
カルシウムのサプリメントを飲みましょうとか
現代の健康概念ではすでに「常識」になっています

 

実はこれは間違いなのです。

正確に言うと
カルシウムが多いものをとっても
他のミネラルとのバランスが悪いと
骨にはならないのです。


そればかりか
余ったカルシウムが
腎臓や心臓に蓄積され
腎不全や心筋梗塞などの
重篤な病気へとなるのです。

なので
今回は「骨とカルシウム」の関係を
知っていただきます。

 

骨の役割とは?

 

骨はカラダにとって
どんな役割があると思いますか?

体重を支える。
筋肉を支える。
関節を作る。
内蔵を守る。
脳を守る。


「支える」「守る」という
イメージがあると思うのですが
実は骨にはこれら以外にも
もっともカラダにとって
大切な役割があります。

それは
ミネラル・ビタミンを貯蔵すること!

つまり、骨は
ミネラル・ビタミンの貯蔵庫なのです。

 

どんなミネラル・ビタミンを
貯蔵しているのかというと

・カルシウム
・リン
・マグネシウム
・ホウ素
・ビタミンD
・ビタミンK
・ビタミンCです。


骨はこれらを貯蔵して
カラダがこれらのミネラルや
ビタミンが必要になったときに
骨はカラダに必要な
ミネラルやビタミンを渡してあげています。


その仕組みはまるで
アンパンマンが
お腹が減っている人に
自分の顔の一部をもぎ取り

「ハイ、これ食べて」

と渡す仕組みと同じです。


アンパンマンには
ジャムおじさんがいて
壊れた顔を治してくれますが
骨にはジャムおじさんがいませんので
カラダに渡した分の成分を食事から
補充しなければいけません。

なので、
カルシウムをとりましょう!
となるのですがこれが間違いなのです。

 

何が間違いかというと
骨の中に貯蔵されている
ミネラル・ビタミンは
お互いのバランスがとれていないと
骨の中に貯蔵できないのです。

 

どういうことかというと
例えば
リンやマグネシウムを省いて
カルシウムだけを骨の中に
満タンに溜め込むことはできないのです。

 

言い換えると
骨はカルシウムのみでできているのではなく
骨に貯蔵している物質である
リン
マグネシウム
ホウ素
ビタミンD
ビタミンK
ビタミンC 
によって作られているので


カルシウム100%の骨は
物理的にも無理なのです。


骨はカルシウム意外の
ものからもできていると知って下さい。

 

現在は骨を強くするのに必要なのはカルシウムではない!

 

骨はミネラル・ビタミンの貯蔵庫であって
それらのバランスやハーモニーが
とれていることで骨は丈夫になります。
1つが多くても1つが少なくても
骨は丈夫にはなりません。

では、なぜ日本では
骨にはカルシウムが大切だと
言われ続けているのでしょうか?

それを紐解くヒントは
一昔の日本の食事にあります。


今から40年、50年前までの伝統的な日本食には
マグネシウムやリンは豊富に含まれていましたが
カルシウムの量がそれらよりも少ない食事だったのです。

例えば、伝統的な日本食は
野菜、穀物、豆、魚、海藻など
マグネシウムが多い食事をしていましたが
比較的にカルシウムが不足していたので
なので、カルシウムが必要となったワケです。

しかし、最近ではどうでしょうか?

私たちの食生活はすっかりと
変わってしまいました。


パンを食べたり
肉を食べたり
果物を食べたり

もちろん
お米や野菜も食べますが

かなり、西洋化
あるいは混合化しています。

 

ここで知っていて欲しいのは
西洋料理はカルシウムは
豊富だがマグネシウムが
不足しているということです。

医学的にみても
日本よりもヨーロッパや
アメリカのほうが骨粗しょう症の
患者さんは多いのです。

 

しかも
カルシウムの多い食事をしているそれらの国は
マグネシウムの摂取量が少ない為に
カルシウムが骨にならないので
血管に溜まり動脈硬化になり
心筋梗塞や腎不全になる
患者さんが日本よりも多いのが事実です。

また
血液にカルシウムが増えることで
関節炎、糖尿病、痴呆症になる患者さんもいます。

つまり
カルシウムが必要以上にカラダに増える事で
カラダは悪くなるということです。

 

ここでもう一度思い出して欲しいのが

骨を強くするのには
ミネラル・ビタミンの調和が
大切だということです。

欧米諸国の様にカルシウムは
多いがマグネシウムが少ない
食事をしていては骨は強くなりません。


そして、日本伝統の純日本食では
マグネシウムは多いが
カルシウムが少ないので
丈夫な骨ができませんでした。

 

さて、ここであなたに質問です

あなたの食生活は
日本の伝統的な食事をとっていますか?

 

パンも食べない
ケーキもお菓子も食べない
肉もたまにしか食べない
カレーもハンバーグも食べない
といった西洋から入ってきた
料理や食材を食べない生活をしていますか?

簡単に言うと
戦前までの日本人が食べていた
食事をしていますか?ということです。

 

たぶんほとんどの方が
西洋化あるいは混合化しているのではないでしょうか?

 

なので、私たちの食事は
カルシウムの摂取量が少ない食事ではないのです。

 

カルシウムが少なかったのは
40年も50年も前の話しで
逆に食事が西洋化あるいは
混合化することで不足してきたのは
「マグネシウム」なのです。

 

マグネシウムには骨を作る他にも
400種類のカラダに必要な酵素の反応を助ける他に

タンパク質の合成
神経伝達の制御
心機能の維持
神経伝達
筋収縮
血圧調節 
など大切な役割があります。


睡眠の研究でも
マグネシウムが不足すると
睡眠障害がでることも
分かってきました。

最近の日本人が不足しているのは
カルシウムではなくマグネシウムなのです。

カルシウムと骨の関係の
ことをお話してきましたがいかがでしたか?


確かに
以前の日本人はカルシウムが不足しています。

しかし
今は食生活が変わったのです。


なのに、未だに食品メーカは
カルシウムが多い食品が
カラダに良いと宣伝します。


そして、カルシウム配合!として
商品を売りつけているのです。

それに、それらのCMを
あなたが見る事で
骨にはカルシウムが必要と
洗脳されているのかもしれません。

カルシウム=骨丈夫は時代遅れです。

なぜならば
食生活が変わってきたのです。

それなのに、
カルシウム信仰の頭を
変えないでカルシウムだけにフォーカスをしていると
カラダの中にカルシウムが増えすぎて欧米諸国の様に
心筋梗塞、腎不全、脳梗塞、関節炎、糖尿病、痴呆症なってしまいます。

間違った知識をもち続けると大変なことになります。

心筋梗塞・脳梗塞・腎不全
動脈硬化・痴呆症・糖尿病
これらの病気が増えているのは

もしかすると
現代人はカルシウムのとり過ぎ?
なのかもしれません。

断言はできませんが可能性は大です。

 

では、私たちは
何に気をつければ良いのでしょうか?

先ずは、
カルシウム信仰をやめること。

次に
カルシウムが多いという
広告に騙されない事。
普通の商品を買って下さい。

そして
マグネシウムの多い伝統的な和食にすること
または、マグネシウムのサプリメントを飲む。

今回、知って欲しいのは
骨を強くするのはカルシウムではなく
現代人に必要なのはマグネシウムだということです。

 

牛乳も乳牛から絞り立ての
良質な牛乳だと良いですが
スーパーで流通されている
ものは品質に問題がありますので

カルシウムを摂るのなら
やはり、ジャコやヒジキなどからとった方がいいです。


骨からカルシウムや
マグネシウムが奪い取られ
骨が弱くなったり骨粗しょう症になるのは

血液の「PHバランス」が
密接に関係があるのですが
そのお話は非常に複雑ですので
またの機会にします。
(PHとはペーハーのことで酸性やアルカリ性のこと)


自律神経やアトピーの視点からもミネラルは大事ですが
カルシウムはあまりいりません
大事なのはマグネシウムや鉄、亜鉛なのです。
このあたりも考えてサプリメントや栄養を
取って頂けたらいいです
(摂り過ぎはだめですよ)


今回も最後まで読んで頂いて
ありがとうございました。

  • lineシェア
  • fbシェア
  • twシェア

予約優先制

  • お電話でのご予約・お問い合わせ

    お電話でのご予約・お問い合わせ

  • メールでのお問い合わせ

    メールでのお問い合わせ

        
    営業時間営業時間