「認められたい」を願う深層心理とは?
先週は今までと打って変わって雨が続きました。
恵みの雨となってほしいでですが
ゲリラ豪雨がちらつくので
雨一つでも何か怖いものがあります。
過剰に反応してしまうと
身体はストレスを感じ
身体が弱いところに負担をかけます
何もなければいいのですが
症状が出る・状態異常を感じるところがあれば
「そこが弱くなっていますよ」とのサイン
しっかり把握して休ませてあげてください
今回は認められたいの中にある
心理状態について書いていきます。
脳は、体の脳・心の脳・頭の脳
三層構造になっていて
それに見合った欲求や幸せを
人は求めるということです。
人間は生きていくための最低限の生活ができる
つまり体が安定することによって
心の安定を求めるようになります。
それは成長段階における家族とのつながりであったり
生命の存続にかかわるパートナーとの関わりであったり
社会的なコミュニティにおける
関係性などに見出されていきます。
社会とのつながり
心と心が深く結びついていなくても
コミュニティに所属することだけで
安心感を得ることもできます。
家族以外では
学校での仲良しグループや部活
サークルや会社
趣味の集い
ネットゲームやSNSなどの
つながりも当てはまります。
いわゆる所属の欲求というもので
一人ぼっちでいることに不安を感じ
誰かと一緒にいることで安心感を得ようとします。
そうなるとセロトニンが分泌され
体の安全だけでなく心の安心まで得られるようになります。
心のつながり
みんなと一緒にいるという安心感よりも
さらに心が満たされるためには
愛し、愛されることが必要になります。
そうした深いつながりを持つのは
親子であり、夫婦であり、パートナーであり
ときには兄弟であり、仲間と呼べるような友人関係や
先輩後輩、師弟関係だったりします。
自分のことをわかってもらえている
自分という存在を受け入れてもらえているということが自信になり
自分の心の拠り所になるのです。
そうした関係性がない場合
特に、夫婦や親子、パートナーなどの間で
お互いを愛し愛される関係を保てない場合は
不幸でしかありません。
心が安定し、癒されるどころか
身近な存在がかえってストレスになってしまい
自律神経が乱れる直接の原因になってしまいます。
本来なら、その心のつながりによって
分泌されるはずの幸せホルモン
オキシトシンが出るどころか
逆に(ストレスホルモン)コルチゾールが分泌されて
ストレスに立ち向かわなければならなくなります。
そんな状態のままではやっていけないので
身近な関係以外のほかの場所でその代わりになるもの
幸せホルモンが分泌されるものを求めてしまうのです。
心の浮気や仕事
買い物・ギャンブル・アルコール・セックス・ゲームなどの
依存症もこれにあたります。
人に認められる
コミュニティに所属することで安心感を覚え
人とのつながりがしっかり持てることで心は安定します。
それだけでなく
さらに多くの人に認められ、受け入れられることで
自分には価値があるのだということを再確認します。
いわゆる承認欲求というものです。
この承認欲求が問題となるのは
その欲求が大きくなり過ぎるときです。
人間の成長過程で
最も愛情を受けて満たされるのは
親、特に母親との関係になります。
親に充分に愛された体験があると
自分に自信が持てます。
ところが、親の愛で充分に満たされていない場合には
愛され足りていないがゆえに
自分が本当に存在していいのか
自分には価値があるのか
確証が持てません。
親の愛が不十分だとしても
代替の愛し愛される関係が
他の場所で築けていれば問題ありません。
しかし、それすらも足りていない場合
愛の穴埋めのために他人に認められることを
過度に追い求めてしまいます。
「いいね」を求めて
そのための生活をし疲れてしまう。
相手に悪く思われないように
自分を犠牲にして行動してしまう。
認められることは嬉しいものですが
自分を犠牲にし過ぎて
自律神経を乱さないように注意しましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。