不眠症対策は体から脳へが鉄板です!!!
4月に入りました
新生活のスタートですね。
楽しさあり、不安あり
いろいろあるかと思いますが
それも人生。
楽しんだもの勝ちなので
毎日を楽しんでいきましょう。
今回のテーマは
「不眠対策について」書いていきます
基本的に不眠症の方は
脳が休まっていない状態が目立ちます。
逆を言うと興奮していることになります。
では脳の興奮とは何でしょうか?
不安・あせり・落ち着かないなどの症状がある方は
様々なことを考えることで脳に思考から
負担をかけるため脳がかなり緊張しています。
そのため、脳を安らげることが必要になります。
脳が安らぐ方法は呼吸と運動になります。
運動をするとどのように脳が安らぐのかをお伝えします。
理屈を知ることで運動の本当の大切さを知り
なんとなく「運動を始めてみようかな~」と
思えるかもしれません。
脳や心が安らぐには小脳の働きが重要!
不眠・不安・あせり・落ち着かないなどの方は
交感神経の働きが非常に高まっています。
そのため、交感神経の働きを鎮める必要があります。
そのためにはどうしたらいいのでしょうか?
腹式呼吸や瞑想などもいいのですが
一番手軽にできるのは体を動かすことです。
では、なぜ体を動かすといいのでしょうか?
体を動かすということは
筋肉を動かしていることになります。
運動をすることで
筋肉にある「筋紡錘(きんぼうすい)と腱紡錘(けんぼうすい)」が刺激されます。
これらは、筋肉の長さが変わったり
緊張度が変わったりすると
そのことを小脳に伝えます。
小脳は、それらの信号を受け取り
体がスムースに動くような指令を送ります。
よく「運動神経がいい」という言い方をしますが
専門的に言うと「小脳の機能がいい」ということになります。
実は、この小脳は運動だけではなく
脳全体の働きを鎮静させる機能も持っています。
そのため、小脳が動き出すと数分から数時間後に
脳全体が静まり安らいできます。
当然、自律神経も鎮まりますので
交感神経の高まりも鎮まり
安らぐ神経である副交感神経が働き始めるのです。
今までに
運動の習慣がないと「運動する」ということに
何かハードルの高さを感じてしまいますが
体を動かせば何でもいいのです。
そのため、掃除をすることも運動です。
一心不乱に掃除をすると
気分が爽快で落ち着くことがあります。
これは、掃除してきれいになり気分がいいというのもありますが
実は、筋肉を動かすことで小脳が活性化し
脳の興奮が鎮まることで不安やあせりなどが改善し
気分が良くなってくるのです。
もちろん
この状態なら気分よく眠ることもできますので
不眠も改善します。
体から心をアプローチするということは脳科学的でもある。
今まで述べたように小脳は筋肉と深く関係するため
「体の脳」といえます。
一方、「頭の脳」といえるのは大脳です。
この頭の脳である大脳は約1300gあります。
小脳はたったの130gと10分の1です。
しかし、それぞれの脳を広げてみると
その面積は大脳が800㎝²で小脳が500㎝²になりますので
1g当たりの面積は小脳の方が大きいのです。
神経の数も実は小脳の方がたくさんあります。
つまり、人間的な知性や思考などを
コントロールしている大脳よりも
筋肉をコントロールしている小脳の方が
たくさん働いているのです。
そのため当院では体から心をアプローチすることを行っております
それはこの脳の働きからも重要なことなのです。
体を治さなければ
知性や思考は正常に働かなくなってしまうのです。
不眠症対策の一歩は体を治して
体をよく使う。
このことを覚えてくださいね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。