ぎっくり腰について(前半です)
今週から冷え込みがきつくなりそうです。
風邪とかの体調不良には気をつけてくださいね
今回は急に寒くなると多くなる症状のひとつ
ぎっくり腰について書いていきます。
(量が多いので2回に分けてきていきます)
急性の腰痛を
通称「ぎっくり腰」と言いますが
実は
ぎっくり腰は病名ではありません
ご存知でしたか?
ぎっくり腰は
あくまでも
急におきる腰痛の通称のことで
そのなる瞬間が
ギック!!っとなってしまう
感じからぎっくり腰と呼ばれていまが
外国では
魔女の一撃など
恐ろしいネーミングで呼ばれています
ちなみに皆さんはギックリ腰に
なったことありますか?
なった人だったら
分かると思いますが
はっきり言って痛くて動けないです
なぜそんなに痛いかというと
ぎっくり腰によって
腰の関節を捻挫していたり
腰の筋肉を肉離れしているから
そこを動かそうと
腰に力をいれると激痛がおこります
腰には
立ったり、座るのはもちろん
寝返りをするときも負担がかかります。
ちょうど
足首を捻挫した時に
その足に体重をかけると激痛がはしるように
ぎっくり腰になると
カラダを動かすすべての動作で
腰に痛みがはしります
その痛みの程度も
ぎっくり腰によって
どれだけ筋肉や靭帯が
痛めつけられているかによって違い
比較的損傷の軽い
なんちゃってぎっくり腰の場合だと
ゆっくりゆっくりの動作だと
起き上がり動作や
立つこともできますが
損傷箇所の多い
これぞTHEぎっくり腰になりますと
寝ている体勢で
足を動かすことも
お尻を浮かすことも
激痛のためできません
重傷になるとまさに魔女の一撃となるわけです
もし不幸にもあなたが
ぎっくり腰になってしまった時に
確認することは?
それは
足に激痛に近いシビレが
あるかどうか?です
もし
ぎっくり腰になった時に
長時間正座をした後に襲ってくる
あの耐えがたい足のシビレがあるのならば
それはぎっくり腰(急性腰痛)のレベルを超えた
椎間板ヘルニアという恐ろしい病気となります
まさに
魔女をこえた悪魔の一撃です
椎間板とは
腰の骨と骨の間にある
軟骨からできたクッションで
ヘルニアとは
飛び出るという意味になりますので
椎間板ヘルニアとは
腰の骨の間のクッションが
なんらかの原因によって
飛び出ちゃったことを意味します。
飛び出ちゃった椎間板は
背骨の中を走る足の神経(脊髄神経)にぶつかり
椎間板も変形することで炎症がおこり
椎間板の炎症+神経の圧迫という
ダブルパンチによって
あの耐えがたいシビレとなるわけです。
椎間板ヘルニアにも
軽度から重傷までのランキングはありますが
どちらにしろ簡単に治るシロモノではありません
それに比べ
脊髄神経を損傷していない
ぎっくり腰の場合ですと
2-3日は激痛があるものの
始めの処置が正しければ
早いものですと4日から6日
遅いものでも2週間もあれば
治っていきます。
では
なぜぎっくり腰が起きるのでしょうか?
そもそもぎっくり腰をなる原因には
2つのタイプがあり
1つ目は
いきなりの負荷による
出会い頭の交通事故のようなもので
腰にぎっくり腰になる要素が
まったくないのにおきるぎっくり腰です。
これは
若い人やスポーツ選手に多い
ぎっくり腰の原因の1つで
・高いところから飛び降りた着地の瞬間
・勢いよく振り返った瞬間
・横になっていて勢いよく起き上がった瞬間
・重いものを持ち上げた瞬間
・急にダッシュした瞬間
・動きの急激な切り替えの瞬間
など急激な動作時に
腰に強烈な負荷がかかり
腰の関節や靭帯、筋肉が
傷ついてしまうぎっくり腰です
もう1つは
関節や筋肉に慢性的な疲労が
蓄積され日常の何気ない動作の時に
おきるぎっくり腰があります
このぎっくり腰も突然起こりますが
症状として、いきなり表れるだけで
ゆっくりとその原因となるものは進行し
まるで何かの陰謀のように
長い時間をかけて
ちゃくちゃくと腰に負担がかかり
ある日を
ぎっくり腰の決行日に定められて
それまで、痛みを感じないか
もしくは、腰の違和感だけだったのが
ぎっくり腰の決行日に
中腰で荷物を持上げようとした瞬間に激痛が走ったり
よろめいてちょっと片足をついた瞬間などに
ぎっくり腰になったり
タバコを吸う人なら
タバコを1本とろうした時にギックっとなったり
また
トイレのフタを開けようと
手を伸ばして少し
しゃがんだ時にギック!となります。
つまり
日常の中で同じ動作をしても平気だったのに
ある日のある瞬間にぎっくり腰になってしまうのです。
まるで
腰に仕掛けられた時限爆弾が爆発したように
これは
少しずつ溜め込んだ筋肉疲労や
靭帯や関節への負担が
ある時に負荷の許容量を超えてしまい
腰痛として発症してしまったといえます。
そして意外にも
スポーツや重たいものを
持ち上げた時におきるぎっくり腰よりも
この慢性疲労貯蓄型で
おきるぎっくり腰のほうが多いのです
日常生活を送る中で
筋肉疲労は必ず起こります。
私たちのカラダには
それを回復する自然治癒力がありますが
睡眠不足や栄養バランスが取れていなかったり
ストレスや運動不足や座りっぱなしの仕事を
続けるなどしていると自然治癒力の限界を
越してしまい、筋肉疲労が回復することなく
徐々に蓄積されていき
やがて
腰に仕掛けられた時限爆弾が
爆発するかのように
あの魔女の一撃である
ぎっくり腰になってしますのです
その慢性疲労貯蓄型の
ぎっくり腰が
実は
少し涼しくなったこの時期に多いのです
なぜなら
この時期のカラダは
次の悪条件で慢性疲労状態なのです。
・今の季節外れのな暑さ
・クーラーでの冷え
・寝不足
・冷たいものの飲み過ぎ
・ストレス
まさにこの時期のカラダはお疲れモードです
そして
日頃から腰に負担が
かかっている人は
お疲れモードのために
筋肉の回復力が低下し徐々に徐々に
腰に疲労が蓄積してゆき
ある日、ある時にドカーーンと
腰の時限爆弾が爆発し
ぎっくり腰になるというわけです。
ここで分かって欲しいのが
慢性疲労貯蓄型のぎっくり腰には
腰の負担だけでなく
全身の回復の低下
つまり、自然治癒力の低下や自律神経の乱れが
バックグラウンドにあるということを
覚えててください
最近 少し腰が気になる人!
疲れが溜まってお疲れモードの人!
夏場や昨今、冷たいものをたくさん飲んだ人!
もしかすると
あなたの腰に仕掛けられた
時限爆弾のカウントダウンは
始まっているかもしれません
そうならないためにも
常温または暖かい飲み物に変えましょう!
しっかり、お風呂につかりましょう!
睡眠時間をじゅうぶんにとりましょう!
暴飲暴食をやめましょう!
ストレスがたまってるなら気分転換をしましょう!
最近や夏場に酷使した
内臓やカラダをいたわってあげてください
最後までお読みいただき
ありがとうございました。