不安の真の原因とは?
自律神経が乱れ、状態がおかしくなった時に
様々な症状が体にあらわれてくるのですが
その中でもやっかいなもののひとつに
「不安」があります
不安は将来の先行きが暗くなる
現状を打破できるか?
など様々なことが考えられます
実はこの不安には3つの隠れた原因があります。
それは安定と興奮と潜在意識からくる表現です
それではそれぞれを説明していきます。
{安定}
「不安なんだから安定しないのは当たり前」
と思いがちですが、ここでいう安定は‘体’のことを言います。
体が安定しないと心も安定しなくなります。
つまり、不安になりやすくなります。
では、体の安定とは何なのでしょうか。
それは、「足」が非常に重要になっているということです。
足は構造上、体を支えております。
不安の方は、この足に意識がいっていない方が多いのです。
考えすぎや焦りがある方は、
頭や腕などに意識がいっており、足が自分の意識から離れています。
つまり、足が自分の足と感じていないということが起きているのです。
このような方は、足の小指をタンスの角などにぶつけてしまったり、
何気ないところで足が引っ掛かり、
転びそうになったりする方も多いです。
このように、足に意識がいっていない状態が心を不安にさせます。
ですから、自分の足を意識して
「自分の体は自分の足できっちりと支えているんだ」
と感じながら立つことが重要になります。
ちなみに、このように立つことをグランディング、
あるいはグラウンディングと言います。
これを続けるだけで不安が軽減していく方が多いです。
{興奮}
興奮とは、簡単に言うと交感神経を働かせることです。
人はストレスがあると「穏やか」「リラックス」ということを
心がけますが、実はこれだけではストレスに対処できません。
ストレスに対処するのは「興奮」です。
この興奮とは、自律神経の働きでいうと交感神経であり、
感情で表すと「喜び」や「怒り」「憤り」です。
つまり、喜んだり怒ったりする感情を表現することで、
交感神経が活性化して体も心も興奮するのです。
交感神経はストレスに抵抗するためのものですから、
交感神経を鍛えていけばストレスに強くなります。
ストレスへの抵抗力が低ければ低いほど、
人は不安になりやすくなります。
逆に、ストレスへの抵抗力が高ければ高いほど、
不安になりにくくなります。
なぜなら、ストレスに強ければ、
自分の身に危険が及んでも大丈夫と実感できるので、
過剰に不安になる必要はないのです。
{潜在意識からの表現}
よく言われる表現で
「病は気から」という文言を聞いたことがあるかと思います。
確かにその通りですが
正確には
「病は心(気)を介して身体に表現となって現れる」
ということになります。
不安になる原因がわからないことは多々あります
身体に負荷となって出ているわけではないが
「何気なく起きている出来事が体にひっかかった」
これだけで不安の原因にもなります。
わかっていれば対応はできますが
原因がわからなければ
体はその負担を修正できず
「不安」が出てくるのです
体にしっかり不安になる原因を聞いて
出てきたことをしっかり聞いて
気づいてもらう
気づいてくれたら
そこから修正が始まります
意外な答えが出てくる方もいますが
それも必要なことなのです。
いかがでしたでしょうか。
不安には不安の背景がちゃんとあるので
不安がある方は参考にしていただけたら幸いです
今回もお読みいただき
ありがとうございました。