低気圧で体の調子が悪くなる原因とは?
週末を襲った台風凄かったですね
この台風で被害にあわれた方の
一日も早い回復を心より願っています。
今回の台風は
中心気圧が上陸前は低く
台風自体も力が強かったです。
そのため天候も大荒れでしたが
体調にも多大な影響が出た方も多かったと感じます。
雨の日に調子が悪くなる原因とは?
ちなみにあなたは
「天気痛」や「気象病」といった言葉を
聞いたことはあるでしょうか?
これらは
温度・湿度・気圧の変化に自律神経が対応できず
日常生活に支障があるほどの症状が起こることをいいます。
生活に支障が出るほどではないにしろ
不快な気分が続くことも含めてお話しします。
「寒くなると体調が・・・」
というのはよく聞きますが
実は影響が強いのは温度よりも気圧です。
なぜなら
寒さや暑さは服装や冷暖房で調整できますが
気圧の調整はできないからです。
天気予報でよく聞く「低気圧」。
なぜ気圧が低くなると
様々な不快な症状が出るのでしょうか?
低気圧には注意しましょう!!!
気圧とは
文字通り空気の圧力のことですが
別の見方をすると空気の量を表しています。
空気の量が多ければ高気圧
少なければ低気圧になります。
空気の量が多ければ酸素の量も多くなります。
そのため、呼吸をしていれば
自然と酸素を取り込む量は多くなります。
空気の量が少なければ当然酸素の量も少なく
呼吸で取り込む酸素の量も少なくなります。
酸素不足で過敏から麻痺へ
酸素が我々の生命維持に欠かせないのは
今さら言うまでもありません。
重要なのは
酸素が少なくなると神経の機能が
狂ってしまうということです。
酸素が少なくなると
神経は過敏になります。
そして更に少なくなると
麻痺してしまうのです。
例えば【痛みの神経】で
考えてみましょう。
酸素が少ないと過敏に痛みます。
最初はしびれから始まり痛みとなります。
そして酸素が足りなくなりすぎると
痛みを感じることができなくなります。
つまり麻痺してしまいます。
正座で考えると分かりやすいです。
正座をしていると膝のところで
血管が折れ曲がり
膝から下は血流が悪くなります。
酸素は血液が運んでいるので
血流が悪くなると酸素が届きにくくなります。
すると痛みの神経が過敏になりしびれが出ます。
(しびれとは痛みの信号の弱い状態です)
そのまま正座をしつづけると
更に酸素が不足して足が痛くなります(悪化しています)
それでも正座を続けると
痛みの感覚がなくなっていきます。
いわゆる「慣れた」という状態ですが
これは麻痺しているだけです。
この状態で立とうとするとうまく立てません。
なぜなら、感覚が麻痺すると筋肉も麻痺するからです。
低気圧のときに頭痛がするのも
古傷が痛むのも
体に十分な酸素が入ってきていないからなのです。
酸欠は心も過敏になる!!!
過敏になるのは体だけではなく
実は心も過敏になります。
それは小さな出来事でも大きなストレスになります。
・傷ついたり
・不安になったり
・落ち込んだり
・イライラしたり
・悲しくなったり
こんなことも起こります。
そのため
低気圧の時には
体のためにも、心のためにも、
深呼吸をたくさん行うようにしてください。
また、血液循環を促すために
軽く体を動かすことも重要です。
ちなみに
酸素不足対策で一番いいのは
散歩などの有酸素運動です。
特に台風の時期や寒い時期は
体が縮こまりやすいですし
外出にもストレスを感じるので
外出を控えたりもします。
そのため
知らず知らずに体の中の酸素が足りなくなってしまい
痛みだけではなく様々な症状が出てきやすいのです。
散歩ができないなら
深呼吸やラジオ体操などを頻繁に行い
体の酸素不足を補いましょう。
人間は体を動かす生き物です。
適度に動かすことは血行改善の他にも
・ストレス軽減
・感情の起伏の波が少なくなる
・記憶力の向上
・興奮とリラックスの神経の働きの正常化
とお得なことがいっぱいです。
これからだんだん涼しくなります。
体も少しずつ動かしやすくなるので
今回のことも意識して
気候の変化に対応できるお体を作りましょう。
今回もお読みいただき
ありがとうございました。