あさひ整骨院
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慢性期の痛みと心の問題の関係とは?

慢性期の痛みと心の問題の関係とは?

慢性期の痛みと心の問題の関係とは?

先週の台風では
新たに大きな被害が出た地域がありました
本当にいたたまれない気持ちになります。


そして
「当たり前はないけど、普段通りに過ごせている」
ことへの感謝の心もでました。


被害にあわれた方々の一日も早い復興を
心より願っています。


今回のテーマですが
心と痛みは関係があるのか?
について書いていきます。

単刀直入に言うと


めちゃめちゃ関係があります。


特に、慢性痛に関しては
怒り、恐怖、不安などの
ネガティヴな感情によって
痛みの強さが左右されるだけでなく
慢性の痛みがあるから
ネガティブな感情になるのなら
話は分かりますが
慢性痛の方の中には
医学的にはどこも悪くなく
痛みが出ないはずなのに
ネガティブな感情になることで
患部がめっちゃ痛いと
脳が錯覚する痛みもあるのです。

 

慢性痛に悩まされる人はどんな人?

 


共通して言えることなのですが
病院に行っても異常なしのことが多く
マッサージや治療をすると
一時的には楽になるが
また、元に戻るので


「やっぱり治らない」

と、自分自身にも自信がなくなり
さらに症状が悪化し
自律神経失調症やうつ症状が出るなど
抜け出せない泥沼に
のめり込んでいくような
痛みの負のスパイラルが
生じるケースがあります。

 


痛みは脳で感じている

 


当たり前のことですが
体の痛みを感じるのも
体を動かすのも脳がやってます。


痛みには
急に痛くなった急性痛と
なかなか痛みが良くならない
慢性痛があります。


急性痛には
急に腰が痛くなったや
転んで打撲をしたなどありますが
基本的には正しい処置さえすれば
日にちが経てば痛みは軽減していきます。


逆になかなか痛みが
良くならない慢性の痛みは
楽になったかなって思っても
慢性の痛みは
天気の加減やストレスの加減で
痛くなったり、良くなったりするので
厄介な痛みとなります。


ネガティブな感情は慢性痛の敵!!!

 

不安や心配のような
ネガティブ感情を持つ人の多くは
自分に問いかける
セルフトークも否定的です。


例えば
「まだ、痛い」
「どうせできない」
「やっぱり、痛い」


など自分に否定的な
言葉を自らかけています。


治療現場でもよく見るのが
ネガティブ感情の人に多いのが
怪我や病気でできなくなった動きを
階段を一段一段登るように
レベルを上げていけば良いことも
いきなりレベルを上げて


「やっぱり、できない」
「全然良くなっていない」
と訴えてきます。


これは、自分ができることと
やりたいことのギャップから出ています。


これも客観的に
自分に何ができて
何をしないといけないかが分からず
ただ、感情的に


「出来ない!」
「無理!」
「治らない!」


と否定的に意識づけている
思考回路になっています。

 


なぜ否定的な言葉は痛みの敵なのか?

 

否定的な言葉は
脳の血流を悪くするからです。


特に、中脳に位置する
側坐核という部分が
痛みとものすごく関係していて
側坐核は痛みの信号が
脳に伝達されるときに
痛みを和らげる役目があります。


ですが
「出来ない」
「無理」
「治らない」


のようなネガティブな言葉を
自分自身にかけると
脳はそれをストレスと感じ
それによって側坐核の血流も悪くなり
痛みのコントロールが
出来なくなるという事態になります。


この側坐核ですが
身内が亡くなったといった
強いストレスがあると
90日以上も活動が
低下することが確認されてます。


また、側坐核は痛みの
コントロールの他にも


心の記憶にも関係しているので

 

側坐核の活動が
痛みと感情の記憶にも誤作動をおこし
医学的にはどこも悪くなくても
悲しくなったり、怒ったりするだけで
腰痛を感じる人もいます。

 

ネガティブな感情や否定的な言葉は
側坐核の活動を低下させ
痛みのコントロールができなくなり
ちょっとした刺激でも
痛みを感じる治らない身体になっていきます。

 

改善するにはどうやってやればいいの?

 

脳の血流を良くして
側坐核を再起動するのには
どうすれば良いのでしょうか?

 

痛みの悪循環から抜け出し
痛みを和らげる魔法は
「痛いけど、少しできた」
「少しだけストレッチができた」
「少し上達した」
「あっ、思ったよりできた」のような

 

小さな成功体験をすることです。

 

このときに感じる
小さな達成感が側坐核の
血流を良くしていきます。


そして小さな達成感は
やがて大きな達成感に近づいていき
壊れていた側坐核を
再起動することになります。


そうすると
痛みの悪循環から卒業できます。


これを医学では
「認知行動療法」といいます。

 

今回の内容をまとめると


慢性痛に悩む人の中には
痛みのコントロールをする役目の
側坐核の活動が低下している
ケースがあります。


この状況で1番悪いことは
ネガティブな思考になったり
否定的な言葉を自分自身にかけることです。


なので小さな目標を決めて
それを行動し達成させ
その成功体験を積み上げていきましょう!


そして
出来ないことに
意識を向けるのではなく
出来たことを素直に喜び
次のチャレンジをする!


これは慢性痛を改善するためにも
必要不可欠なマインドセットですが
実は、運気を上げる為にも
とても大切な考えですので
慢性痛と縁がない人もぜひやってみてください。


あなたが痛みから解放され
自由になりますように。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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