入浴を制する者は高レベルの健康生活を作る！！！
本格的に寒くなりましたね。
風邪などの体調不良になる方が増えてきました。
今回は体の状態を整える、修復するに絶対不可欠な
入浴をテーマに書いていきます
ちなみに
入浴の目的って何か分かりますでしょうか？
ほとんどの方は入浴の目的を
体の『洗浄』と思っている人が多いと思いますが
洗浄はあくまで目的の一つです。
入浴の最大の目的は
・体に水圧をかけること
・そして体温を上昇させて末梢循環をあげること
・免疫力をあげること
・そして浮力で体重を軽くすることです。
西洋医学では
体の末梢循環を下げることはできても
末梢循環を上げることは不可能です。
ロキソニンやボルタレン、
市販のセデスバファリンなど
NSAIDs（非ステロイド性抗炎症薬、解熱鎮痛剤）は
全て末梢循環を悪くします。
女性が生理痛でNSAIDsを飲めば飲むほど
子宮内膜の血液循環が悪化しますので
生理痛はどんどん悪化し
まさに悪循環になります。
また
ステロイドもNSAIDs以上に
血液循環を悪化させますので
アトピー性皮膚炎などは
つけば使うほど皮膚症状は悪化して
汗腺が減少して皮膚からのデトックスも
できなくなってしまいます
（ステロイドを使う場面があるときは使うこと）
末梢循環が悪化すれば
末梢の体温まで下がり
冷え性にもなってしまいます。
しかし
漢方薬であれば末梢循環を
改善することが可能である事に加え
西洋医学では不可能な体温上昇をすることが可能です。
体温が１℃さがると
白血球機能（免疫）はなんと３７％も低下
基礎代謝は１２％も低下
体内酵素の働きは５０％も低下します。
当然、癌やアレルギーなど
自己免疫疾患を発症しやすくなります。
入浴不良の生活習慣の患者様は
当院にも沢山きています。
たとえば
４～５年シャワーしかあびないでいたら
３０代でアトピーになった方
２０年以上風呂につからず
洗うだけという方が
うつ病になった６０代の方
１０年以上シャワーだけで
自律神経失調症になった方
仕事がおわったらキンキンに冷えたビールを
冬でものんで入浴しないでそのまま寝て
胃腸炎が全然治らない方など沢山います。
入浴の目的は
末梢の血液・リンパ系の循環を
よくして体温も上昇させ
癌やアレルギーなどの自己免疫疾患や
自律神経失調症やうつ病の予防をすることです。
ですから
低温の風呂に長く入って
リラックスすることはあっても
深部体温が上昇しなければ無意味です。
思い出してみてください
むかしの銭湯などは
みな４３℃くらいという高温でした。
４０年以上まえは
こんなに癌やアレルギーなどの自己免疫疾患や
自律神経失調症やうつ病は圧倒的に少なかったです
HSP（Heat Shock Protein)というものがあります。
熱ショックタンパクと言い
大やけどや大けがをしたときに分泌され
場所や組織を問わずに修復するタンパク質です。
掌蹠膿疱症（水泡のようなものができる）などでは
このHSPの異常修復が手のひら足の裏に
でることが知られていますし
重度の歯周病でも掌蹠膿疱症に
なることがわかっています。
（善玉菌の不足でも出ることが分かっています）
このHSPを産生するのが
じつは熱い風呂に入ることなのです
熱い風呂にはいると３日目にHSPがピークになります。
正しい入浴は
これらの疾患の予防や治療にすらなるのです。
入浴のもう一つの目的は体に水圧をかけること。
水圧がかかることで
むくんだ下肢（ふくらはぎなど）に貯まった
疲労物質を体内にもどし
腎臓で濾過して排泄を促します。
水圧がかかることで
腎臓にも膀胱にも圧力がかかるので
おしっこが出やすくなるからです。
よく
小さな子供がお風呂に入れると
おしっこをするのがこの理屈です。
最後は
浮力によって重力から解放されることです。
アルキメデスの原理で
風呂に入ると体重は十分の一に減ります。
浮力がかかると造血能があがり
新しい血液がうまれます。
当然免疫力もあがりますし
貧血にも対応可能です。
貧血の女性が
ぬるい風呂で半身浴をして
上半身の体温をわざわざ下げ
浮力もかけないで造血をせず
むしろ乳房の温度をさげて
婦人科症状を発症させるような生活習慣を
している方を当院でもみかけます。
本来は風呂は熱い温度で顎までつかり
浮力をうませて水圧をかけてはいるのがよいのです。
低体温はうつ病にも関与すると言われています。
末梢循環を改善し
体温を上昇させてうつやアレルギーや癌
自己免疫疾患などにならない
３６.５℃以上の平熱にする習慣を
正しい入浴は作ります。
これを読まれた皆様
シャワーだけを止めて
お風呂につかりましょう。
そして体にとっていい状態を作りましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
