猫背を矯正するためのヒント
お盆が過ぎ気がつけば
8月も半分が過ぎました。
本当に暑かったですね先週は・・・
暦でいうとすでに秋になっていますが
愛知は朝から30度近い気温ですので
全く体感では秋を感じることはできません。
しかし、よーく耳をすませて
観察してみると
秋の虫の声が聞こえています。
ちなみに9月になって
体調を崩す人の共通点は
この時期に冷たいものを
ガンガン食べたり飲んだりしている人です。
すでに暦では
秋になっているのだから
お盆を過ぎたこの時期からは
夏用のカラダから冬用のカラダに
スムーズに移行させる為にも
食べ物、飲み物、運動、入浴を見直して
血流をよくする
ライフスタイルへと
心がけてください。
先週はお盆休み明けもあって
たくさんの方を治療に見えました
膝が痛い人
腰が痛い人
頭が痛い人
息がしにくい人
めまいがする人
倦怠感がする人など
相変わらず
いろんな症状の方が来られますが
ほとんどの方に
共通してあったのが
前鋸筋(ぜんきょきん)の過緊張でした。
前鋸筋の過緊張って何ですか?
についてですが
まず前鋸筋の場所は左右の
肋骨の横に位置する筋肉で
脇(腋窩)から横腹までの
肋骨の横を覆うわりとデカい筋肉です。
姿勢が悪くなっている
多くの人に前鋸筋の
過緊張が出ていました。
過緊張とは筋肉が急激に硬くなり
伸びも縮みもしなくて
固まっている状態のことです。
健康な筋肉は
伸びたり縮んだりと動きますが
不健康な筋肉は動けず
お地蔵様の様に固まった状態となります。
前鋸筋は肋骨の横にありますが
前は腹筋と繋がり
後は肩甲骨と繋がっていて
その繋がりの影響から
前鋸筋が拘縮すると
腹筋や肩甲骨も固まります。
腹筋や肩甲骨が固まると
カラダは前に縮む方向に
固まっていくので
つまり、前鋸筋が
カチカチに固まる(緊張)と
猫背になっていくのです。
今年はリモートワークや
自粛により運動不足の人が増えた影響で
肋骨の横にある前鋸筋が固まり
猫背の人が増えました。
ここで質問ですが
猫背を改善するのに良い運動は
カラダを伸ばす運動?
それとも
カラダを縮める運動?
どれでしょうか?
猫背は背中が
丸くなっているから
カラダを伸ばした方が良い!
と思った人が多いでしょう。
しかし正解は
カラダを縮める運動を
すると背中が伸びます。
意外ですよね。
これを簡単に説明すると
伸びることも
縮むこともできなくなった
カチカチに固まった筋肉は
無理に伸ばそうとすると
反発をしてさらに縮まろうとしますが
逆に固まった筋肉を適度に
収縮させ縮めることで
筋肉のロックが外れ緩んできます。
その後
ロックが外れた筋肉を
伸ばすことで筋肉内に更に血液が入り
柔らかい筋肉となりますので
順番としては
1、筋肉を縮めてから
2、筋肉を伸ばす
これが効率が良いです。
そこで猫背なんですが
カラダを丸くする筋肉達が
伸びることも縮むことも
できずに固まっている(過緊張)状態なので
それらの筋肉を縮める運動をすると良いのです。
その代表の筋肉が
前鋸筋なのです。
この筋肉の作用は
腕を前に出し
カラダを丸める作用があります。
猫背の人のほとんどが
この筋肉が固まっています。
腕を前に出して背中を丸める運動で
固まった前鋸筋が収縮をし
そのことで前鋸筋が目覚めて
この筋肉がゆるみます。
結果、猫背が改善できると言うことです。
ではその運動をご紹介します。
セラタススクワットで猫背改善しよう
セラタスとは
英語で前鋸筋のことで
スクワットとはしゃがむと意味。
前鋸筋は腕を
前に出す筋肉だから
セラタススクワットとは
両手も前に出して背中を丸くして
しゃがむ運動です。
この動作を毎日することで
猫背が改善して
背中の痛みや肩こりが楽になり
姿勢が良くなるから
腰痛持ちの方にも
メチャメチャ良いです。
それではやり方です。
<セラタススクワット>
1 壁に向かって立ち肩幅で腕を壁につける。
2 膝を壁に近づけて軽くしゃがむ。
3 壁から離れるように背中を丸める。
この時に腕が壁から離れないように注意する
4 口から5秒間ゆっくり息を吐き5秒間息を止める。
5 鼻から5秒間、背中に空気を
送り込むイメージでゆっくりと息を吸う。
6 これを5回行う
やり方はこんな感じですが
文面ではわかりにくい方のために
セラタススクワットの
動画解説がありましたので
是非動画を見てやってみてください!
https://youtu.be/A4Q3Y-IMC9U
(見れないならユーチューブでセラタススクワットで検索してください)
猫背を治して
夏の疲れを吹っ飛ばそう!!
まだまだ暑い日が
続きますので熱中症対策は
しつつも暦では秋ですから
血流を良くするように心がけてください。
それでは、今週も
楽しい時をお過ごしください。
今回もお読みいただき
ありがとうございました。