笑顔と自律神経の関係について!!!
ここ数年コロナウィルスの影響で
マスク生活がすっかり定着し
人の笑顔を見る機会がめっきりと減りました。
そのうえ社会情勢も不安な状態が続いていますので
日常の中で「笑う」ことも
以前より少なくなったと
感じられるのではないでしょうか?
今回は笑いをテーマに書いていきます
笑いの効果って何?
近年は笑いについて医学的にも研究されていて
様々な症状の改善に効果があると注目されています。
主な効果としては
ストレスの鎮静、免疫力向上の他
セロトニンという神経伝達物質の
活性化によるうつ症状の軽減など
ストレス社会の現代人に
笑いは大変重要なものなのです。
体調が良くないと笑えないのはなぜ?
しかし、笑いたくても笑えない・・・・・
そんな経験も皆様あるかと思います。
とくに体調が良くない時は
そのような状態になります。
何故かというと
笑うことは当たり前のように
できることと思われていますが
実は、脳の働きが整っていないと出来ないからです。
当院ではうつや自律神経失調症で
来院される方も多いですが
笑いどころか笑顔もほとんどなく
とても不安な表情で来られます。
しかし、硬くなった筋肉をほぐしたり
頭蓋骨の調整などの施術を行ったりして
体が改善してくると、笑顔が徐々にみられるようになり
さらに良くなってくると
会話の中で笑いが見られるようになってきます。
これは、元気になってきている一つの目安にもなります。
体の改善と笑いの関連性
では体の改善がなぜ笑いに
関係しているのでしょうか?
ちょっと難しい部分になりますが
その理由を少しお話します。
脳の中で大きく分けて
大脳新皮質、大脳辺縁系、視床下部という場所が
「笑い」に大きく関係しています。
ですが今回は大脳辺縁系という部分に関わる
笑いについて取り上げていきます。
大脳辺縁系は
自然な笑い(嬉しい、楽しい時に起こる)を
司っています(意識的に行う笑いとは異なります)。
例えば
好意をもっている人に会うと
まずその視覚情報が、脳の感情の中枢である
大脳辺縁系に到達します。
そして、大脳基底核という部分に
つながれていきます
(大脳基底核は脳の奥深くにある神経細胞の集まり)。
この大脳基底核が
人の顔をみて親しみを感じ
自然な笑顔を生み出すのに必要な
顔面の筋肉の一連の活動を
まとめてくれているのです。
(なんとなくで読んで下さい)
肩や首の筋肉の緊張が強いと
脳へ流れる血液量も減少します。
それによって脳の一連の働きが低下してしまうので
自然に笑うことが大変難しくなってしまうのです。
なかなか笑えないという方が
やるべきことのスタートは
面白いものを見るのではなく
まずは体を整えることがとても大切なのです。
笑いが自然にできるようになると
ご自身の健康向上のみならず
周りにいる人も明るくすることが出来ます。
この繰り返しが
幸せな人生につながり
自律神経の働きが活性化され
心身の充実につながるのです。
楽しく笑顔で今週も過ごして
自律神経を活性化、安定させてください。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。