脚を組むことは体に本当に悪いことなのか?
今年は場所によってはですが
紅葉が出てきています
(自分が見たのは北海道の映像でした)
かなり早く紅葉が出ている感じがします。
気が付けば今年もあと2か月です。
このあたりから
「来年の目標を立てよう」と考えるのはいいですが
ちょっと待ってください
まだ2か月も残っています。
2ヵ月でできることは限られていますが
日々コツコツとやることは
未来に向けた準備でもあります。
この2ヵ月の過ごし方で
来年は大きく変わりますので
1日1日を大事に
できることを積み上げて来年を迎えましょう。
今回のテーマは
「脚を組むと体に悪いの?」を
自分なりに書いていきます。
椅子に座る時に
脚を組んではいけない!
このような事を言っている方は
世の中に多くいますが
自分の考えは少し違います。
現に自分は座る時には
稀ですが脚を交互に組みます。
交互にと言っても
右が上、その次は左が上と
規則的なパターンではなく
右が上、次に組まない
次に右が上、次が左が上といったように
ランダムに脚を組んだり
組まなかったりと
短い時には数分単位で
脚の位置を変えます。
なぜこのような事をするのか?
理由は
カラダの状態を固めないためと
カラダの歪みを治すためにです。
脚を組んではいけないという考えには
脚を組むとカラダが
歪むからダメと言われますが
これは、脚を組まない方が
カラダは歪まないという理屈なのです。
本当にそうでしょうか?
私は18年に渡って
人間の歪みについて研究をしていますが
人が歪む原因は多岐に渡ってあり
椅子に座って勉強する時や
仕事をしている時
また計算をしている時のように
論理的に考えている時と
芸術や音楽といった
情緒的に脳を使っている時では
カラダが歪むパターンが違ってきます。
これは脳の使い方による歪みです。
それ以外にも
エアコンの位置
椅子やテーブルの高さ
シートの硬さ
周りの人の状態によって
カラダは影響をされ歪みます。
それに加えて人間は
内臓が左右非対称の構造のため
呼吸をする時には
横隔膜が上下に動くと
胸部や腹部の中では
内臓が各々の動きをします。
つまり、呼吸をする度に
カラダの中では内臓は
位置をずらしながら
動いたり元に戻ったりを繰り返しています。
これによって
カラダは歪みます。
これが内臓の動きによるカラダの歪みです。
それに加えて
・地球の自転によるカラダの歪み
・気圧によるカラダの歪み
・緊張やストレスによるカラダの歪みなど
私たちのカラダは
カラダの外や内の
環境や状態によって歪むのです。
何が言いたいのかというと
人はじっと止まっていても
カラダが歪んでいくのです。
と言うよりも
じっとしていると歪み
カラダを動かす事で
その歪みを治していると
考えた方が良いのかもしれません。
椅子に座っている時に
脚を組んではいけない。
何故ならばカラダが歪むからと言う理屈は
こうして考えると
少しおかしいと思いませんか?
確かに
癖で脚を組むのは
私も賛成はしませんが
座っている時に
あらゆる条件で私たちの
カラダは常に歪んでいるのだとすると
脚を組んだり戻したりする事で
一定の条件をカラダの中に
固定させないようにしていると思えば
脚を組むことへの
罪悪感は無くなるのではないでしょうか?
このような理由で
私は脚を組んだり戻したりしております。
どちらの脚を上にするのかは
左右の坐骨(お尻)でしっかりと
座れる感覚を持つことが
とても大切な身体感覚となります。
(これは自律神経の修正でも役立ちます)
この身体感覚が育ってくると
どちらの脚を上にして姿勢を崩し
どのくらいの時間を
その姿勢でいると
良いかが本能的に
分かるようになってきます。
坐骨(お尻)で座れるようになるには?
・胸を張らず骨盤を立てて座れるようにする。
・カラダの歪みに対して脚を組んで適応する。
女性の方なら
膝を揃えて足先を横にずらす。
一定時間したら必ず脚を戻す。
このような事を
座り作業の時に
してみてはいかがでしょうか?
私たちのカラダは座っているだけでその条件によって歪む
正座や座禅をしている時も上手な人は
坐骨や肋骨の位置を
定期的に少しずらして
カラダを固めないようにしているようです。
良い座り方とは
大仏さんのように
1mmも動かず固まっているのではなく
カラダを少しずらしたり
揺らしたりをする事で
歪みを打ち消していると考えてみてください。
もちろん
脚を組め!と言っているのでは無いので
そこは間違えないようにしてください。
毎日の習慣があなたの
未来を決定していきます。
未来の素敵な
健康ライフのためにも
坐骨(お尻)を意識して座ってください。
これを読んでも
よくわからないということであれば
院内で実際に指導しますので
気軽に声をかけてください。
補足ですが
地面に足をつける座り方と
脚を浮かす(椅子の足に置くなど)座り方が
ありますがどれが体にいいと思いますか?
答えは
脚を地面につけるほうです
なぜなら
人間は2足歩行の生き物なので
「立った状態」をベースに機能しています
足の裏から感じるものが
脳に作用をするわけです。
それが地面に浮いた状態だと
体は正しい反応を示すことができません
これを繰り返していくと
自律神経が乱れ
原因不明の不調になりやすくなる
というわけです。
なので椅子に座るときは
必ず足を地面につけて座ってください。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。