運動不足や背中の不調な方はよく見てください(首肩腰の不調の対策にもなります)
今年も十五夜のお月は見えなかったですね。
きれいな月を見ると心身が落ち着くので
見すぎないように気をつけながらも
月の明るさをしっかり味わあってみてください。
今回は最近の寒暖差からで
背中の動きが悪くなると
腰痛や首痛になる話をします。
背骨は専門的には
脊柱(せきちゅう)といって
たくさんの椎骨と呼ばれる骨が
連結をしたものです。
頭側から
・頸椎(けいつい) 7 個
・胸椎(きょうつい)12 個
・腰椎(ようつい)5個
・仙椎(せんつい)
・尾骨(びこつ)
があります。
一般的には、
頸椎は首の骨
腰椎は腰の骨
胸椎は背中の骨と呼びます。
背骨の中で現場から見て
痛みを訴える人の多いのが首と腰です。
なぜ背骨は首痛と腰痛が多いのか?
首痛や腰痛で
整形外科にいくと
医者がレントゲンを見ながら
骨と骨の間が狭くなっているとか、
骨にトゲが出てますなど
あなたの痛みは首や腰の骨が悪いからと
説明を受けるはずです。
そうするとあなたは自分の
首の痛みや腰の痛みは
首や腰の骨が悪いからと
結論づけることになります。
これは当然の思考です。
でもちょっと発想を
変えてみませんか?
次のように考えてみてください。
なぜ、首や腰の骨が
悪くなってきたのか?
もしかすると
他に悪いとことがあって
その負担が首や腰にかかり
その結果、首や腰の骨が
悪くなってきたのではないか?
そう考えると
首が悪いから首が痛い
腰が悪いから腰が痛い。
という考えから発想が変わり
真犯人を探すようになり
もしかすると自分が痛みを
感じていないところが
痛みの本当の原因でその負担が首や腰にかかり
首痛や腰痛になっていると発想の転換ができます。
例えるなら
引越しの際に
4人で重たいテーブルを
運んでいるとしましょう。
メンバーは
真面目な2人と
不真面目な2人の4人です。
真面目な2人は
重たいテーブルを
絶対に落とさないように
しっかりと力を入れて運びますが
逆に不真面目な2人が適当に力を抜きながら
常にサボろうとします。
この4人で重たいテーブルを運ぶとしたら
間違いなく真面目な2人に
かなりの負担がかかります。
もし、これと同じことが
首と腰に起きているとしたら
いくら首や腰に治療をしても治りません。
さて
背骨の中で首と腰に
負担をかけているところはどこでしょうか?
カラダを重たいテーブルに考えると
カラダの重みは脊柱全体で
支えて動かさないといけないのに
どこかがサボることで
働き者の首の骨と腰の骨に負担がかかるのです。
それがどこかというと
胸椎(きょうつい)です。
一般的に背中の骨と
呼ばれるところです。
サボると言っても自分の骨なので
背中の骨(胸椎)の
性格が悪いとか意地汚いと
言ったものではなく
背中の骨(胸椎)の動きが悪くなって
背骨全体の動きに参加ができない状態となります。
その結果
首と腰に負担がかかるようになります。
では
なぜ背中の骨(胸椎)が
悪くなるのでしょうか?
その原因をいくつか挙げてみます。
・老化
・姿勢が悪い
・デスクワーク
・運動不足
・呼吸が悪い
・過去の肋骨の怪我
・胸の手術
・交通事故
・強度の尻もち
30代になると
運動の習慣がない人だとかなり多くの人に
背中の骨(胸椎)の動きの制限がみられ
40代、50代と歳を重ねていくと
骨の制限は頑固な骨の癒着となり
背中の骨(胸椎)は亀の甲羅?
と思えるくらいに柔軟性がなくなり
硬くなってきます。
そうすると
背骨は本来の動きができなくなり
その負担が首や腰の骨にかかります。
これを胸椎の可動域制限による
代償性疼痛といいます。
ここでしっかりと
理解をして欲しいのが
動きが悪い場所があることで
動きすぎる場所ができるということです。
動いが悪いところが
背中の骨(胸椎)
動きすぎるところが首と腰になり
カラダの法則として
動きすぎるところに
疲労がたまり痛みが出てくるのです。
動きが悪くなった背中の骨(胸椎)を
柔らかくする方法は
カラダを動かすしかありません。
もちろん腕の良い治療家や
トレーナーに委ねるのも方法の一つです。
しかし、毎日の
デスクワークで固まった背中の骨は
毎日、自分で体操してほぐすのが1番です。
ストレッチ、ラジオ体操やヨガ、なんでも構わないので
とにかく背中に意識をむけてそこを動かします。
首痛、腰痛がある人は
必ず背中の骨が固まってます。
今回は自分がやっている
背骨の動的ストレッチの
「レベル2」を公開しますので
是非、参考にしてやってみてください。
この動的ストレッチは
上肢を使って上から背骨を捻り
下肢を使って下から背骨を捻ることで
背骨全体がほぐれる仕組みになってます。
この動的ストレッチには
とても大切な注意点があります。
それは必ず、
レベル1ができるようになってから
レベル2をしてください。
レベル1ができないほどの背骨の固さの人が
いきなりレベル2をすると
逆に首や腰を痛める可能性があります。
そして、
レベル2を行う時は必ずレベル1をやってから
その後、連続してレベル2を行います。
運動はつなげて行うことで
相乗効果が期待できますので
お気に入りの運動を
次々につなげてやりましょう!
時期を見て
レベル3も公開しますので
それまではレベル1、レベル2を
最低 週3回はやっててください。
<動的背骨ストレッチ レベル1>
https://youtu.be/wT1sfFFqu2c
<動的背骨ストレッチ レベル2>
https://youtu.be/EnEBhNjLL08
あなたの背骨が
健康になりますように
ちなみに背骨が健康だと
健康寿命は伸びます。
また神経伝達もよくなりますので
体の働きも正常になります。
「動くなら動く、休むなら休む」
当たり前がしっかりできますので
自律神経失調症対策にもなります。
今回もお読みいただき
ありがとうございました。