顔の表情と自律神経の関係!!!
東海3県の緊急事態宣言が解除され
少しずつですが前に進んできています。
自粛生活で心身のバランスが崩れてしまっている方も
多いと考えますが、いきなり大きな行動に出ると
身体が疲弊してしまい後々に響きます。
そのため1~2週間は準備期間として
50~60%ぐらいでいいので身体を動かして
刺激を入れてください。
そうすることで本格的に動きやすくなります。
今回は顔の表情も自律神経には大事ですというお話です。
今もコロナの影響でマスクをしている人が殆どです。
もちろん私も着けていますが
コロナ対策ですので、
つけることは当然だと思っています。
ですが
マスクをすることによって表情が
見えなくなってしまいました。
表情は心の状態を表す
といわれ大事なことです。
逆に表情を作ることによって
心の状態が変わってきます。
当院でもできる限り顔の筋肉を触り
笑顔時に使う筋肉を
刺激することにしています。
すると
筋肉がリラックスし
全身の緊張が抜けてくるのですが
どうしてそうなるのか?
そのメカニズムについて書いていきます。
「表情筋の反応」
顔の表情があまり動かないという人がいます。
ストレスを抱えている、悩んでいる、
集中している、またうつ病などの場合、
表情に動きがなくなるというケースもあります。
どこの筋肉でも動くには、
当然ですが脳からの指令で動きます。
表情筋は、心理的な反応でも大きく関わってきます。
リラックスしている場合には
リラックスしているように
見える表情になるでしょう。
怒っている時には、
怒っている表情になりやすいものです。
主な表情筋と呼ばれるところ
・口角を上に上げる筋肉
(軽くほほ笑む時にも使います)
・口を横に広げる筋肉
(口を開いて笑う時に使います)
・眼の周りの筋肉
(目をパッと開いたり、眉毛の上げ下げ)
代表的なところを挙げてみましたが、
足や腕などの筋肉は
関節を動かすのに大きく働きます。
表情筋は
細かく顔の皮膚を動かします。
脳で思ったことが表情筋で反応します。
それによって様々な表情豊かになる訳です。
人間には、表情を読み取って
行うコミュニケーションを
使えるような仕組みが備わっているのです。
意識的に動かす場合と、
無意識で動いてしまう場合があります。
嘘をつこうとしても表情筋が無意識領域で動くので、
すぐにバレてしまうなんてことがあるでしょう。
有名な実験で
同じマンガを読むのに
1.前歯でペンを落ちないように噛みながら読む
(口角が上がり笑顔に近い)
2.上下の唇でペンを噛みながら読む
(我慢の表情に近い)
という2グループに分けた時に、
1.は面白いと感じ
2.は面白いと感じたレベルが下がった
という結果があります。
また、眉と眉を寄せながら読む(しかめ面)
ということをした時に
悲しさが増えたというデータもあります。
実際は
意識的な感情が動いていない時でも、
表情筋が動いたことによって
心理面に変化が出ます。
すなわち表情筋が動く事によって、
感情を強調する効果があるのです。
「表情筋を使いリラックスを活性化する」
少し口角が上がることによって
副交感神経が活性化されていきます。
にこりと微笑むだけでも、
リラックス効果があります。
気分が落ち込んでいる時に
色々考えずに表情筋を使い
いかに楽しそうな表情に
してみるかを試してみましょう。
前歯でペンを噛みながら
イライラしたことを考えた時に、
イライラ度が軽減する可能性は大いにあります。
マスクをしていると、
どうしても表情筋がこわばってしまいがちです。
出来る事は
マスクをしながらでも
表情筋を笑い側に動かしてあげること。
笑顔に動いたことで
無意識領域で副交感神経に
アプローチができます。
これを毎日やっているのと、
日々表情がこわばって行くのとでは
大きな違いが出てくるでしょう。
通勤電車で一人なのに笑顔を作っていると
変な人に思われるかもしれませんが、
今ならマスクをしているので分かりづらいです。
マスク越しに表情を作ってみて下さい。
ちなみにですが
表情がいい人は印象もよく
様々なものを引き寄せると言います。
どうせなら素敵な引き寄せで
人生や生活を明るくしましょう。
これを読まれましたら
ご自宅やオフィスでも
表情筋を使い笑顔を作りましょう。
今回もお読みいただき
ありがとうございました。