心身と食の関係(節食開運説について)
暖かい日も多いですが、いきなり寒くなるのもまだあります。
水分補給をしっかりして過ごしてください
ちなみに水分不足自律神経の働きの乱れにもつながります。
そうなると体調も回復が遅くなるので
水分の重要性は意識してください。
今回は食は体を作るとと言われますが
食から開運にもっていく話をしていきます。
食が乱れたり不摂生は何かしら反応が出ます。
よく出るのが「顔」です
吹き出物一つとってもそうですが
人相や顔相も心身と食事の関係が切り離せません
「腹八分目が健康にいい」
昔から言われていることですが
そんな節食を健康の基礎としてのみならず
運の重要な要素だとして考察した人がいます。
江戸時代の観相家・水野南北です。
食を節することによって開運をもたらす
健康がより問われる不確実な時代だからこそ
水野南北が唱えた「節食開運説」に学びたいものです
節食開運説とは?
水野南北が「万に一つの誤りなし」と自負し
「幸運を招来する法」と広言した節食開運説とはどのようなものか?
その基本は言葉どおり、食を節することにあります。
要点をまとめると、次の10項目に整理できる。
1.食事の量が少ない者は人相が不吉な相であっても
それなりに恵まれた人生を送り、早死にしない。特に晩年は吉となる。
2.食事が常に適量を超えている者は、人相が吉相でも調いにくい。
手がもつれたり、生涯心労が絶えず、晩年は凶となる。
3.常に大食、暴食の者は、たとえ人相がよくても運勢は一定しない。
もしその人が貧しければますます困窮し、財産家でも家を傾ける。
大食、暴食して人相が凶であれば、死後に入るべき棺もないほど落ちぶれる。
4. 常に身のほど以上の美食をしている者は、たとえ人相が吉でも運勢は凶になる。
美食を慎まなければ家を没落させ、出世もおぼつかない。
まして貧しくても美食する者は、働いても働いても楽にならず、一生苦労する。
5.常に自分の生活水準より低い程度の粗食をしている者は
人相が貧相でもいずれは財産をなし、長寿を得、晩年は楽になる。
6.食事時間が不規則な者は、吉相でも凶となる。
7.小食の者には死病の苦しみがなく、長患いもしない。
8.怠け者でずるく、酒肉を楽しんで精進しない者は成功しない。
成功、発展しようと思うならば、自分が望むところの一業を極め、毎日の食事を厳重に節制し
大願成就まで美食を慎み、自分の仕事を楽しみに変えるように努めれば、自然に成功するだろう。
9.人格は飲食の慎みによって決まる。
10.、酒肉を多く食べて太っている者は、生涯出世栄達はない。
この10項目とともに水野南北が強調するのは、
感謝の心である
そのことを南北はこのように表現している。
「いつもご飯を3膳食べる人なら2膳だけにしておいて、残る1膳を神に献ずるのである。
実際に神棚にお供えしなくともいい。神仏を思い浮かべ
その神仏に向かって、ありがとうございますと念じればよい」
日常の心掛けがさらに運を強くする
この10項目の節食も、主食ばかりでなく副食も含め腹八分目で箸を置く心がけがポイントである。
さらに南北は、これらの節食の実践とともに
表裏一体のものとして日常生活での心掛けを説いている。
節食とともに日常の心掛けを実践することで
運はさらにひらけ、強運となるというのだ。
有名な話を出してみると
・毎朝、昇る太陽を拝むこと。
・朝は早く起床し、夜は早く就寝すること。
・夜に仕事をするのは大凶である。
・衣服や住まいが贅沢すぎるのは大凶である。
・倹約は吉であるが、けちは凶である。
江戸時代の話なので現代の文明社会に置き換えて考える必要はある。
水野南北はこうも言っている。
「(食を節すれば)小さい願い事なら1年で、普通の願い事なら3年で、そして大望なら10年で叶う」
これは人生50年の時代の感覚である。
個人的にだが80、90は当たり前の現代で運を考えるには
もっと長いスパン、20年とか30年とかで運をとらえる必要があると思う。
いまは盛運のようでも、20年後30年後はどうか?
少なくともこれだけの視野でとらえるのが、本当の運というものなのである。
さらに運についてを言うなら
運とは自分一人のものではないということである。
自分は運がよく、幸運に恵まれているかもしれない。
では、家族は盛運か?一族や係累はどうか?国はどうか?
運を自分だけのものとしてとらえていては人格が下がり幸運は掴めない。
自分の開運を他に及ぼしてこそ、本物の運なのである。
改めて心身と食の関係は大事です
サプリや健康食品で補うだけが全てではないので
一度自分で色々考えてみてください
最後までお読みいただき
ありがとうございました