あさひ整骨院
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甘味を感じる味蕾があるのは舌だけではない。

甘味を感じる味蕾があるのは舌だけではない。

甘味を感じる味蕾があるのは舌だけではない。

戦争が起きたり犯罪なんかもよく取り上げられたりして
なんか物騒な感じです。


こういう物騒なことがおこると
自分とは関係なくても「不安や恐怖」の感情が入り
休まる力が落ちてきます。


なのでその分いつもより疲れやすく感じるかもしれないので
こういう時はいつもより早めに寝ることや
しっかり噛んで胃腸に負担を掛けないことが本当に大事です。


まだまだ寒暖差がきついので
自律神経に負担をかけることなく
生活していきたいものです。


今回は甘い物への考察と注意について書いていきます。

 

タイトルのことですが
実は胃や小腸にも味蕾があり甘い物が別腹は本当の事実です。


だから人工甘味料が引き起こす、肥満・糖尿病・癌=砂糖の問題は
肥満だけで無く、癌の発症リスクのみならず進行リスクにもなりますし
腎不全の大きな原因にもなります。

 

文明と文化の進展によって
これまで発展途上国に無かった問題である
肥満や糖尿病が社会問題になっています。


日本もその例外ではなく
近年の統計では成人男性では約30%
女性で約20%がやや肥満または肥満です。


しかしながら、これも興味深いことに
日本人のカロリー摂取は1946年の1900キロカロリーから
1980年の2200キロカロリーをピークに減少し続け
なんと2008年では戦前よりもカロリー摂取が減って
1800キロカロリー台にまで減少しています。


肥満が増えていることと、カロリーが減少していることは矛盾するようですが
これから述べる事を見れば、一目瞭然となります。


これは、肥満が増えていること、糖尿病が激増していること
高血圧・高脂血症が増えていること、癌がふえていること
自律神経の不調が増えていること
そして摂取カロリーが減少していることは
全く矛盾しないのです。


現在はダイエット飲料やカロリーゼロを
うたった商品が続々と発売され、ヒット商品になっています。


ひどいと、人工甘味料をつかるとトクホまでとれてしまいます。


しかし、人工甘味料が体重減少や血糖値低下の逆効果になることや
体に害になるという報告も出ています。


これらを理解するためには
カロリー摂取のことよりも、甘み(もちろん、砂糖も果糖も人工甘味料もすべて甘みです)
取ること自体がどのように生体に作用するか、
とくにホルモンにどのように作用するかを分かっていなければなりません。


実は人口甘味料には「ホルモンに作用する」意外にも
「味覚を鈍化させる」「依存性がある」の3つ作用があります。


甘味の依存症は、ヘロインなどの麻薬よりも
依存性も離脱症状も出やすいことが
あらゆる研究や疫学から出ています。


甘い物依存症は
ニコチン中毒やアルコール依存症はもちろん
覚醒剤の依存症より直すことが難しいのです。


このことが、体重減少や血糖値低下の逆効果になってしまったり
甘みを過剰に摂りたくなったり
より甘いものを求めてしまったりするのです。


ダイエット〇ークやダイエット缶チューハイなどにふくまれているアスパルテームは砂糖の160~220倍
アセスルファムカリウムは200倍
スクラロースは600倍
さらに新しい人工甘味料のネオテームは7000~13000倍の甘味です。


これだけの甘味があるにもかかわらず
摂っても血糖値が上がらないことが
生体の恒常性にとって極めて不自然なことです。


通常は砂糖を摂ると甘味を感じ
消化管から吸収されて血糖値が上がります。


ところが、アスパルテームなどを捕っても捕っても血糖値は上がりません。


甘味を感じただけで
中枢はその糖分を分解しようとしてインシュリンを分泌します。


医師を含め、一般の人はこの甘味を感じる臓器が『舌』だけにある
という大きな勘違いをしています。


甘味である、味覚を感じる受容体は
舌以外にもいろいろな臓器にあるのです。


この甘味を感じる受容体をT1R2受容体といいます。


このT1R2は、舌の味蕾にはもちろん
鼻の上皮、気管、胃、胆嚢、小腸にまであるのです。


胃の上皮のT1R2が甘味を感じると
消化管ホルモンのグレリンが分泌されます。

 
グレリンは、視床下部に働いて、なんと食欲を増進させます。
甘い物は本当に別腹で、お腹がいっぱいでも甘味(ここが重要です。砂糖で無くても、人工甘味料でも食欲は増進する)が胃に入ると
食欲は増進してしますのです。


つまり、満腹でも甘い物が食べられるのは
胃にある味覚のレセプターのT1R2レセウタ-と
ホルモンのグレリンが犯人です!


また、小腸のT1R2レセプターは
血中グルコースの制御をしており
T1R2/T1R3は小腸上皮の「L型内分泌細胞」に発現します。


このL型内分泌細胞が甘味を完治すると
暮れ林のGLP-1が分泌され、このGLP-1はインシュリンの分泌を促します。


そうです、消化管である小腸の味覚受容体が甘味を感知すると
消化管ホルモンが分泌されインスリンの分泌を促しているのです。


これらは、2012年の世界的科学論文雑誌Natureに詳しく書かれています。


ところが、ここで代用甘味料ばかりとっていると
インシュリンが膵臓から分泌されたら
実際は糖分はとっていないのですから
超低血糖になってしまいます。


なので、繰り返し人工甘味料をとっていたら、


『甘い物が来ても、低血糖にならないように、インシュリンをだすのを止めよう』

 
という、いわゆるインシュリン抵抗性ができあがってしまうのです。


アスパルテームやスクラロースKなどの人工甘味料を持続的に摂取すれば
シュリン抵抗性が上がってしまいますから
糖尿病を誘発しやすくなることは素人でも分かります。


さらに怖いのは、本当に砂糖などの糖分が入ってきても
インシュリンは出ないようになっていますから(インシュリン抵抗性)
血糖値は上がってしまい、糖尿病やがん細胞のエサになるので
現代日本人は摂取カロリーが低くなっていても、糖尿病や癌
自律神経の不調が増えるのです。


糖尿病になると、当然高脂血症と高血圧症を引き起こします。


この三つの疾患は、病の三重奏といわれ
どの疾患もその他二つの疾患を憎悪させるのです。


つまり、代用甘味料はダイエットでも健康食でも何でも無く
生体の糖代謝を破壊し、癌を引き起こす原因なのです。


そもそも、精製した糖分の摂取自体が
生体にとっては害しかありません。


糖分は、冬眠前や、冬の食料が枯渇する時期に
果物としてとっておき(干し柿などが良い例)
非常時の生体のエネルギー源として使われる物だったのです。


それ以外の平時は、人間はデンプン質から
きちんとブドウ糖を消化吸収によって得ることができ
TCAサイクルのエネルギー源として使えます。


無理にショ糖(砂糖)や果糖(果物)を摂取しなくてもよい
というかそもそも摂る必要は無いのです。


況んや、その砂糖の数百倍もの甘味を摂ることは
健康被害を起こすこと以外あり得ません。


食べたくなる気持ちもわかりますが
身体に異変や症状が出ている時は
治してから食べましょう。


自律神経の視点からもそっちの方が
身体に負担を掛けずに済みます。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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