あさひ整骨院
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正しく歩いているのはどんな人?

正しく歩いているのはどんな人?

正しく歩いているのはどんな人?

土、日と連休でしたが
皆様どんな連休になりましたか?


寒くなってきたので
温泉が気持ちいいですね


こんな事書いていると行きたくなります


今回は自律神経にもいい
「ウォーキング」について書いていきます


中国武術において「歩き」 とは


技の基盤を支える動きの核である
と言われています。


武術における様々な動きは
正しい歩きから始まると言っても
過言ではないのです。


中国武術では良い歩きは最低でも数年、
それを武術に活かせるようになるには
5年から10年もかかるとされています。


ここで何が言いたいのかと言うと

 

正しく歩くって難しいのだと思ってください。

 

日本人の歩き方は
戦後の欧米主導の教育や
文化の影響で変わってきました。


それまでの日本人は
立ち姿も綺麗でしたし
歩き方も何キロ歩いても
疲れないものでした。


それが、歩き方までも
欧米人を真似る風潮が高まり
その影響でそれを教える教育や
メディアにはウォーキングを
教える先生が流行ったこともありました。


その情報が間違っていたのです。


つまり、
欧米人の歩き方の仕組みを
誤って解釈してしまった結果
日本人の歩きが悪くなってきたのです。

・胸を張る

・踵で着地

・膝を高く上げる

・足を大きく前に出す


これらはすべて正しい歩き方ではありません。


さらに、ウォーキングで
筋肉をつけるような歩き方は
完全に誤った考え方です。


考えてみてください!


赤ちゃんや小さな子供は
ムキムキの筋肉もないのに
あんなにも軽快に歩いてるではありませんか。


しかも、
誰に教わることもなく
成長を繰り返すたびに
立派に歩くようになっていきます。


ここで正しい歩き方の
原理原則を考えてみるとその答えは


小さな子供の歩き方にあることが分かります。


子供の歩き方が
「 1番人間らしい歩き方 」だと解釈していただくと
正しい歩き方を体得する近道になります。


以前お伝えした正しい歩き方の
3つのポイントは覚えていますか?


ポイント1
脚を振り子のように使う


ポイント2
体重移動は前脚が
前から後ろに戻るタイミング


ポイント3
土踏まず全体で着地


これらを頭に入れた上で
今回は子供がどうやって
歩いているのかを体験してみましょう!


これからお伝えする子供の感覚で歩く前に
ご自身の歩き方を動画を撮っておくと
ビフォーアフターが分かり
今後の歩き方の参考になりますので動画を
撮っておくことおすすめします。


子供の歩く感覚を
習得するのには2つのことをやってみます。

 

「試してみようその1」


動かされる感覚を身につける

 

正しく歩くのにはこの感覚はとても重要です。


努力をして筋肉に頼って歩くのではなく
一歩動いたらそのままスーッと
自然に歩けるのが理想的です。


この感覚を身につけるのには、
ペアが必要なので誰かに手伝ってもらいます。

 

【動きの解説】


肩幅に立ちます。


肩の力を抜きリラックスした状態で立ちます。


体重をかけるのは
踵の 内前側のウナと呼ばれる
ポイントを意識して立ちます。


膝は上げず脚を軽く伸ばして
リラックした状態で
右、左と体重の移動をします。


ポイントは
ゆっくりと左右に体重を移動させ
動きをスムーズにすることです。


ほんの少し踵が浮く感じで
体重の移動を繰り返します。


脚は棒のように真っ直ぐにして
絶対に膝を上げないように
気をつけてください。


左右にリズムよく
体重移動を繰り返し
カラダの揺れに任せましょう


この左右への体重の移動を続けながら
パートナーにあなたの
腰のベルトより少し上あたりの
ウエストの部分に手のひらを当てた状態で


ゆっくりと前に二、三歩 歩いてもらいます。


ゆっくりと滑らかに
押してもらうと自然に脚が
前に出るのを感じられるはずです。


相手がゆっくり歩かないと
あなたは転倒する可能性が
ありますので事前にお互い
確認してください。


後ろから押されるあなたは
押されることに抵抗しないで
左右の体重移動を繰り返します。


ここで押されることに抵抗すると
動かされる感覚は身につきません。

 

大事なポイントは


押す方は ゆっくり押していく
押される方は 抵抗しない

 

この条件が揃うと

あなたは左右に体重を移動しているだけなのに
勝手に前に脚が出ることに気づくはずです。

 

もう一つ注意点があります。


後ろから押してもらうと
カラダが前傾してしまったり
カラダが反ってしまうと
軸がずれてしまうため
正しい歩きにはなりません。


このようになる人は
お腹の力が抜けているかもしれませんので
少しお腹を凹ませるとカラダの軸がまっすぐ
保てるようになります。


この練習を何回か繰り返して
カラダをリラックした状態でできるようになると
途中でサポートをやめても
カラダが自然に前に進む感覚を感じるはずです。


この感覚が子供が
歩いている感覚なのです。


自分で歩いているというより
自然に歩かされている感覚です。


この感覚がつかめたら
一度、動画を撮ってみましょう。

 

「試してみよう!その2」

 

初動の力を手に入れる

 

パートナーにサポートを
してもらって自然に歩ける感覚が分かってきたら


今度は一人でやってみます。


この時に必要なのが
「初動の力」になります。


初動の力を作るために
軽く前後に脚を開いて立ちます。


この時は体重を前脚に乗せておきます。


次に前脚から後脚に体重を移動し
その反動で再び前脚に体重を戻します。


これが「初動の力」となります。


あとはカラダの流れに任せて自然に歩きます。


全体の注意点としては

・カラダの軸を保つ

・カラダを柔らかく使う

・視線は10メートル先


を気にして前回お伝えした

・ 脚を振り子のように使う

・体重移動は前脚が前から後ろに戻るタイミング

・土踏まずで着地


などが意識できると良い歩き方に少しづつ近づけます。


今回は前回に引き続いての
歩き方の原理原則をお伝えしました。


本来の歩き方は
小さな子供の歩きが
基本であると考えてください。


今回お伝えした内容は
良い歩き方の入門編です。


たかが歩き、されど歩きです。


以前書いたものと同様に
何度も文章を読み返して
分からない部分を見つけたら
それをご自身で調べてみてください。


分からないことを自分で
調べることで新たな気づきや
成長につながります。


これは何事にも当てはまる
習得の極意ですので覚えていてください。


また、歩き方の続きは
あなたがしっかり練習ができた頃に
続きをお伝えしたいと思います。


あなたの歩き方が美しくなりますように
あなたの自律神経が安定しますように


最後までお読みいただきありがとうございました。

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