あさひ整骨院
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慢性疲労を感じる人へのセルフケアについて

慢性疲労を感じる人へのセルフケアについて

慢性疲労を感じる人へのセルフケアについて

3月に入りましたね
2月は寒暖差が激しく体の調子を保つのに
苦労されたかと思います
これから暖かくなり、身体も動かしやすくなります
コロナウイルスのことも怖いですが
庭やベランダ、玄関前でもいいので
外にでましょう(5~10分、ラジオ体操とかしましょう)
これだけでも全然違うのでやってみてください

今回はこの時期にダメージを受けた方に出やすい
「慢性疲労」をどのように解消していくかを書いていきます

慢性疲労の原因について
私たちの身体は自律神経系、ホルモン系、免疫系の3つが
バランスを保って働いているがストレスをきっかけにして
自律神経系やホルモン系の働きに異常が生じ
免疫の働きが低下すると
体内に潜伏していたウイルスが再活性化する。

再活性化したウイルスを抑え込むために
体内では免疫物質が過剰に作られるようになる。
この過剰に作られた免疫物質が
脳の働きに影響を及ぼし脳に炎症を起こす。
そして脳の炎症が、強い疲労感や
様々な症状を起こすことになる。

 

治療によって解消していくのだが
セルフケアとしてやってもらいたいことがあるので
意味とやり方を書いていきます

 

セルフケアについて
慢性疲労について以下を覚えてほしいです

身体面でのエネルギーの補給 → 循環 → 消費
心理面でのエネルギーの補給 → 循環 → 消費
これらをスムースに行うことが重要である。


身体面のエネルギーシステム
補給 栄養補給(ビタミン・ミネラル・糖質・脂質
       タンパク質など消化吸収まで)
循環 血液の流れ・リンパ液の流れ
消費 労働・運動など、頭や体を使うこと

心理面のエネルギーシステム
補給 愛情(人間関係における愛情
     分かってもらえているという気持ち)
循環 意識(体の色々な部分を意識しているか)・筋肉の自然な緊張
消費 感情の解放(怒る・泣く・喜ぶなどの感情表現)


補給とは、愛情である
補給とは愛情であり、心理面では愛情がエネルギーの元となります。


人間は身体面で野生動物よりも劣っているため
群れを成して生活をしてきたという歴史がある。
そのため、人とのつながりが弱いと
多かれ少なかれ生存への不安を自然と感じるようになってしまう。


簡単に言うと、

人とつながっている = 安心
人とつながっていない = 不安

という心理的な反応が遺伝子に組み込まれています。


不安を感じると慢性疲労を解消させようとする働きが
弱くなるので、知らず知らずのうちに疲労が溜まっていく。


人とのつながりが弱いことでの不安に慣れてしまい
あまり不安を感じない人もいるが
群れを形成する遺伝子を持つ人間は
不安を感じていないだけで気付かないうちに
慢性疲労を解消させようとする働きが弱くなっている。


そのため、配偶者や恋人はもちろんのこと
家族・友人、あるいはペットとのつながりでさえ
大事な愛情になります。

愛情は受け取る方でも与える方でも
エネルギー補給の効果がありますが
受け取る方と与える方の両方である状態は
慢性疲労にとても効果があります。


更に、自分が辛い状況に置かれていても
「私の辛い状況を分かってくれている人がいる」という状況は
「誰も私のことを分かってくれない」という状況よりも
遥かに慢性疲労が回復しやすいです

愛情とはこのように人との関わりを指す。
栄養とは異なり、目に見えないものですが
エネルギーの補給にはとても大事なものとなります。


循環とは意識することです
立ちっぱなしや歩きっぱなしなどの時に
足が疲れて足に意識が行くが
このように意識することは
その部分にエネルギーが流れることになります。
多くの方は頭で色々と考えたり
体の中では手を一番よく動かしたりするので
意識は上半身にあることが多いです。
意識する部分を感じようとしたり
その部分を細かく動かそうとしたりするため
神経の伝達が細かく行われているため
エネルギーが循環するのです。


逆に、意識しない部分はその部分を感じようとしたり
その部分を細かく動かそうとしたりしないため
神経の伝達がおおざっぱにしか行われずに
エネルギーがあまり循環しないのです。


またある部分を意識していても
筋肉が緊張し続けていると
エネルギーの流れがブロックされてしまい
結果的にエネルギーの循環が行われず
慢性疲労が解消しないことになります。
補足として筋肉には自然な緊張があることが重要であり
筋肉の緊張が全くない部分も
エネルギーが流れていかずに循環不足になっています。


消費とは、感情の解放である
感情の解放とは、湧きあがった感情を表現すること。

感情はエネルギーそのものであり
感情があることで我々の体は大きく動きます。

現代社会では、怒りや悲しみなどの感情をあらわにすることは
「子供」「未熟な人間」と思われる傾向にある。
また、「恥ずかしいこと」と思われることもありますので
感情をあらわにすることを抑え込んでしまう。
これは「怒り」や「悲しみ」だけでなく「喜び」の感情も同じです。
自分にとって喜ぶべきことが起こっても
周りを気にして喜べなかったとしたら感情を抑え込むことになります。


最初は難しいが、
感情を表現することを少しずつ行い
エネルギーを循環させてください

 

少し回復した状態から行うセルフケア

副交感神経は疲労を解消するときも働きますが
実は副交感神経がたくさん働くという状況は
身体面と心理面の両方が疲労している時だけです。
治療により慢性疲労の患者さんの多くは
心理面だけの疲労が目立つが
身体面では動けない分疲労していないので
疲労を解消する副交感神経がたくさん働かないです。


そのため疲労するほど体を動かしているかというと
あまり動かさない方がほとんどです。

心が疲れ切っていると
体も疲れたように感じてしまうものなので
普段運動をしていた人も体を動かさなくなってしまう。
そのため休む前に体も疲労させるような運動を行いましょう。

この時は体を疲労させることができるのならば何でもいいです。
(軽い有酸素運動で十分)
これが「疲労が足りないから疲労する」ということであり
副交感神経を働かせることになります。

 

長くなりましたが最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

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