歩く(ウォーキング)の本当の意味とは?
先週は寒暖差がきつかったですね
水曜日は最高気温が29℃と
ほぼ真夏日でしたからね
さすがにこんな気温の急上昇はないと
信じたいですが、もしあったら
エアコンなどを惜しまず、ケチらず使ってください
暖かさに慣れさせるのも大事ですが
それは体の調子がいい時だけ。
「体がキツイな!!!」
と感じたらそれは暑さのストレスに負けていて
調子を崩す手前なので
自律神経の調子が悪くなる前に
エアコンを使いましょう。
(水分補給も忘れずにお願いします)
今回のテーマですが
暖かくなって運動している声を
患者さんからよく聞きます。
その中でも
「歩いた方がいいのか?」の質問は
患者さんからよくされる質問です。
今回は歩く(ウォーキング)
の意味について書いていきます。
そもそも
人はなぜ歩くのか?
を考えたことはありますでしょうか?
「人はなぜ歩くのか?」
をシンプルに考えてみると
答えとしては
移動するためです。
先住民時代のことで考えてみると
・獲物をとるために移動する。
・水を汲みにいくために移動する。
・木の実を集めるために移動する。
・敵から逃げるために移動する。
・快適な場所に移動する。
移動するためには
歩かなければいけません。
もし、歩けないと
食べ物も食べれないし
天敵から逃げることもできません。
つまり生きるためには
歩く事が当たり前です。
しかし
現在ではどうでしょうか?
移動は自転車や車。
食べ物の確保は近くのスーパー。
水は水道水、家は安全で快適。
それほど歩かなくても生活ができます。
つまり、昔は
生きるために歩いて
移動をしていたのが
最近では歩かなくても
生きていけます。
これは素晴らしい事で
文明の進化です。
では、歩かなくても良いのでは?
ということになりますが
歩かなくなると
脚の筋肉が衰え
新陳代謝が落ちるので
老化が進んだり肥満になる。
だから
歩いて脚を鍛える。
歩いて痩せる。
と多くの人は考えるはずです。
しかし、これは
正解ではありません。
なぜなら
人間は進化の過程で
歩くことは単に移動の手段だけでなく
脳の発達と内臓と自律神経の調整という
役割があるからです。
つまり
人間は歩くことで
脳や内臓の血流を良くし
脳を発達させ、自律神経を活性化させ
そして、内臓を整え進化しています。
歩かなくても生きていける
今の生活スタイルだと
単に脚の筋肉が落ちるだの
脂肪が増えるからと言って
「1日約1万歩を歩きましょう!」
と言っている本や講演会で
お話をされている先生が
いらしゃいますが
脚の筋肉が落ちるのであれば
スクワットなどの筋トレで
歩かなくても十分です。
しかし
それよりも大切なのは
歩くことで
脳と内臓と自律神経を健康にすることです。
これは
スクワットなどの筋トレよりも
歩く方が断然、効果的です。
そもそも人間は歩いて
脳と内臓と自律神経を
進化させてきたのだから当たり前です。
歩いた方が良いのですか?
この質問の答えは
あなたが
頭を悪くし、自律神経を乱し
内臓の血流を悪くして
ガンなど自己免疫疾患を
望むのであれば
歩かなくても良いです。
それとは逆に
頭を良くして自律神経を安定させ
内臓を整えたいのであれば
歩いた方が良いです。
決して歩くことを
単に脚の筋トレとは
思わないでください。
そして
歩くときは力を抜いて
楽しく、気持ちよく
歩いてください。
これが良い歩きです。
逆に、筋肉をつけようとか
痩せようとかと思って歩くと
自然な良い歩きになりませんので
頭と内臓と自律神経に負担がかかります。
歩く時間は
30分から60分程度
(歩く歩数にこだわらないようにしてください)
調子が悪い人は
それ以下でも大丈夫。
もちろん歩きは
毎日が理想ですが
悪天候や暑い日、寒い日は
楽しく歩けるはずがないので
やめた方が良いです。
歩くとは人間に備わった
脳や内臓、それとカラダを
整える便利なものです。
そういう気持ちで
歩くと本当に気持ちが良いし
全てが整ってきます。
歩くということは
単に移動するや
筋トレ、ダイエットだけではなく
もっと深い意味を持った
人間の行動なのです。
最近の研究では
筋肉をつけたいのなら
歩くより筋トレの方が良い
ダイエットをするなら
歩くより食事を
見直した方が良い。
自律神経を安定させるなら
しっかり休むことがいいとされています。
歩くことは筋肉を
つけるやダイエットより
もっと人間にとって大切な
役割があるのです。
・頭を良くする為に歩きましょう。
・内臓を整える為に歩きましょう。
・自律神経を安定させる為に歩きましょう。
頭が働かなかったりや内臓が悪かったり
自律神経が正常に働かないと、
これからの世の中は
健康には生きていけません。
これが、私の答えです。
参考にして頂けましたら幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました。