「怒る」という感情を考えてみるその1
昼が暑くなりました
そろそろ気持ちいいを通り越して
「ツライ」になっていくんでしょう
でもこの時期に汗をかくことは
梅雨に向けての対策にもなります
軽く体を動かして汗をかきましょう
今回から何回かにわたって
「怒り」に注目してブログを書いていきます
「怒り」は、大切なものを守るための感情
「怒ることの何が問題なのでしょうか?」
こう尋ねられれば多くの人は
「その場の雰囲気を悪くする」や
「相手を不快にさせる」
「すぐ感情的になる人だと思われてしまう」など
どこか「相手」や「自分を見る目」ありきの問題を
まず思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし
その「真っ先に『自分以外』を意識する」ということ自体が
怒りを長引かせたり
おかしな出し方をしてしまったりと
自分で自分の感情をうまく取り扱えない
原因になっているかもしれません。
そもそも、人は何のために怒るのでしょうか?
誰か(何か)に対して怒りが湧いてくるということは
その誰か(何か)が
「自分の大切にしているもの」を脅かすかもしれないこと
を察知しているのです。
つまり
自分の大切なものが脅かされる(可能性が高まる)ことに
危険を感じてそれを防ごうとしたり
その危険から自分を守ろうとしたりする本能が働きます。
怒ること自体は、何ら問題ではありません。
その怒りの根っこには自分のどんな欲求があるのか?
また、その欲求に合わせて怒りを
どのように表現すればよいのか?
どうやって自分の欲求を満たしてあげればよいのか?
これらのことをじっくり掘り下げていけば
自分の怒りを上手に取り扱えるようになり
「またムダに怒ってしまった」
「こんな怒りっぽい自分はもうイヤ」と
凹むことも自ずと減っていくでしょう。
すべての感情は生きるために必要
感情には、良いもの悪いものという区別はなく
すべてが必要なものです。
例えば
ここで取り上げる「怒り」という感情は
自分や自分の大切なものを守るために沸き起こり
そのための行動を起こすエネルギーを作り出してくれます。
「悲しみ」は、自分の心身を癒し
回復するための働きを活性化させてくれます。
また「選択肢の中から最適なものを選ぶ」ためにも
感情というものが必要です。
脳の損傷や過度なストレスなど
何らかの原因で自分自身の感情を
感じられなくなってしまうことがあります。
するとどうなるか?
どういう基準で何を選べばよいかが
全くわからなくなり
延々と悩み続けてしまいます。
つまり
「こうしたいからこれを選ぼう」
「これを選んだほうが後々ラクなはずだ」など
人は何かを選ぶときに感情や欲求や直感というものの助けを
少なからず使っているということです。
つまり体も心も健康な状態で生きていくために
感情は必要不可欠なのです。
自律神経に深く関係がある「感情」
「怒り」はその代表例です
しっかり知って体の調整に役立てていきましょう