ぎっくり腰について(後半です)
先週は朝がホント寒かったですね
朝布団から出れなくて・・・・・
(冬は大丈夫かなと?今から心配していますが)
風邪や急な痛み、自律神経の不調が目立ってきました
それぞれ対策はありますが
しっかりした睡眠とよく噛んで食べることが
最大の予防につながります。
暴飲暴食や甘いものの取り過ぎには十分気を付けてください
今回は後半として
もしぎっくり腰になってしまった時の対処法です
皆さんはご存知ではないと思いますが
ぎっくり腰の直後の処置で
あとの治り方がまったく変わってきます。
これを知っているのか
知らないでいるのかで
治り方が全く違うのです
逆に
ぎっくり腰の直後の処置を間違ってしまうと
治るどころか悪くなってしまうことさえあるのです
災害で言えば
一次災害でおさめるのか
二次災害に広がっていくのか?
ぐらいに違ってきます。
ぎっくり腰の直後の
処置であなたの運命は変わります。
この直後の処置の仕方は
実は医療関係者も
知らない人が多いのです。
自分の治療経験で
ぎっくり腰の人は
何百人とみてきましたが
ぎっくり腰の直後の処置によって
その後の治り方が違います。
それは、病院や医療関係者が
行う処置ではなく
不運にもぎっくり腰になった患者さんが
ぎっくり腰になった
直後におこなう処置のことです。
そんなぎっくり腰の被害を最小限度に
おさえる魔法の方法を
今回は特別
このブログを読んで頂いている
あなたに教えてあげます。
題して
「これを知っていればぎっくり腰になった時に
被害を最小限におさえれる魔法の処置法!!」
もし、あなたが不幸にも
ぎっくり腰になってしまって
始めに行わないといけないことは
何でしょうか?
湿布を貼ることでもありません!
氷で冷やすことでもありません!
もちろん
コルセットをまくことでもありません
ではなんだと思いますか?
僕のところに
ぎっくり腰で来られる人は
口を揃えたように
すぐに湿布を貼りましたと言われますが
ぎっくり腰はもちろん
捻挫や骨折の直後は
絶対に湿布は貼ってはいけません。
考えてもみてください
病院で足や手の骨折などの手術の後
手術室から出て来た時に
湿布をペタペタと
張ってる患者さんを見たことがありますか?
ぎっくり腰で腰に炎症があるのも
手術で患部に炎症があるのも
カラダの治す反応である
炎症反応は同じです。
では、なぜ?
手術後の患者さんに
湿布をペタペタとたくさん
貼らないのでしょうか?
それは
湿布を貼ると
治る反応が低下するからです。
なぜ?
湿布を貼ると自然治癒力が
低下するのかは別の機会に
詳しく説明しますが
これだけは分かって欲しいのが
痛みが消えるのと
治ることは違うことが多い
ということです。
ぎっくり腰の処置の仕方で
一番良くないのは
すぐに湿布を貼って動くこと
つまり、湿布を貼って痛みが楽に
なったからといって
動くことを絶対にやってはいけません。
これは
ぎっくり腰に限らず
捻挫や打撲・肉離れも同じです。
ちなみに
自分は患者さんには
急性の症状には
湿布を貼らないように指導しています。
慢性の症状でも長くて一日に
2-3時間をすすめています。
もし、あなたが不幸にもぎっくり腰になっても
直後は湿布や消炎剤を塗らないようにしてください
では
ぎっくり腰になったときに
始めにしないといけないことは?
とりあえずベットで寝るでも
氷でしっかりアイシングすることでも
お風呂でゆっくり温めることでも
ありません
ぎっくり腰になって
あなたがその場でしないといけないことは
動かないことです!!!
ぎっくり腰になった時には
関節や筋肉にかならず傷が入ります。
時には腰の関節が亜脱臼していることもあります
ぎっくり腰の直後に
慌てて起き上がったりすると
関節や筋肉に入った傷が広がる恐れあります。
これが腰における二次災害です。
正しいぎっくり腰の処置とは?
その場で
ゆっくりと座り
ゆっくりと横向きに寝ます。
この時に腰に負担をかけないように
カラダを丸めます
できるだけ
ゆっくりゆっくり
痛みのでないように行動します。
絶対に移動しようとは思わないで下さい
もしトイレならトイレで寝ます。
二次災害を覚悟してなら
動くことも良いかもしれませんが
オススメはしません。
そして所かまわず
横になって丸くなったら
20分から30分もじっとしていると
気持ちが落ち着き呼吸が安定してきたら
まずは横向きに寝たまま
手足をゆっくりと動かし
痛みの無いことを確認します。
手足を動かして
腰に痛みがある時は
相当ひどいぎっくり腰なので
1時間でも
2時間でも
そのまま寝ていて下さい
ただ寝ているだけでも
その間、カラダはどれくらいの
被害状況なのかを調べると同時に
血液を患部に集めて
損傷した筋肉や関節を治そうとします。
つまりあなたが何もしなくても
カラダはちゃんと治すメカニズムが働くのです
そのメカニズムを壊してしまうのが
慌てて起き上がったり
湿布を貼るといった行動になります。
ぎっくり腰になったら
まずはその場を動かない。
そして、少し動けるようになってから
ベットや布団の安全な場所に移動して
安静にしてください
軽いぎっくり腰ならこれだけで
翌日にはかなり良くなっていることが多いです。
患部を氷でアイシングしたり
コルセットで腰を固定するのは
受傷直後のその場での安静の後で十分構いません、
これを覚えているだけで
ぎっくり腰の治り方が数段違ってきます
しっかりと覚えていて下さいね
カラダには
湿布や消炎剤を塗らなくても
治すシステムがあるので信じてください。
今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。