あさひ整骨院
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甘い物の恐怖、その名はAGEs

甘い物の恐怖、その名はAGEs

甘い物の恐怖、その名はAGEs

まだまだ続く暑い日
欲しくなる冷えた甘い飲み物やアイス
確かにわかります。
欲しくなる気持ちが・・・・・


でも体の治療となると話は別で
現場では甘いものの危険性をよく話すのだが
これらの食べ物や飲み物をとると
どうして体に悪いのか?
どうして治療の妨げになるのか?
その原理をあらためてまとめてみます。


みなさんはAGEsという言葉を聞いたことがあるでしょうか?


AGEsとは、Advanced Glycation End Productsのことで
日本語では『終末糖化産物』のことである。
GlycationとはGlycate(糖化する)という動詞の名詞形。


食事などで過剰に摂取した糖と生体のタンパク質が
体温で加温されて結合すると(これを糖化という)
タンパク質は本来のその機能を失う。
これによって、細胞や臓器の炎症を引き起こす。
この変性したたんぱく質をAGEsと呼ぶ。


AGEsは新陳代謝が低下するので、老化促進物質となります。


ちなみに
夏場の日焼けはしみやそばかす、皮膚炎の原因と言われているが
激しい日焼けをしてもならない人も見受けられる。


それはなぜか考えたことはあるだろうか?


このシミやそばかす、肝斑などの原因は
食品中のトランス脂肪酸が糖化し
それが皮膚に現れたものだからです。


トランス脂肪酸と糖がなければシミはできません。


この両方が入っている者が
ケーキ・クッキー・アイスクリームなどの洋菓子になります。
 


神経は発生学的には皮膚からできたものです。


神経が最も発達した臓器が脳であるが
その脳にシミができたものが
ベータ・アミロイド(脳色素)。


そう
アルツハイマー型認知症の原因も
トランス脂肪酸と糖類とAGEsなのだ


糖分は長期にわたって血糖が高い状態で存在すると(糖尿病がその典型)
糖のまわりに存在するタンパク質に糖分がくっつき、離れにくくなる。


これが先ほど言った糖化反応です。


糖化はよく「焦げ」として
ホットケーキを例に説明されます。


ホットケーキの材料は、砂糖(糖)と卵や牛乳(たんぱく質)です。


これらが、加熱することで「焦げ」が発生する。


ホットケーキのキツネ色の部分が糖化部分で
AGEsはここに発生する。


AGEsが体中に増えると、肌や骨、血管などに存在する
タンパク質の老化が進みやすくなり
加齢に伴う様々な病気の引き金になる。


しかも、体内に溜まったAGEsを取り除くことは難しい
(できますが、かなり根気がいります)


タンパク質が糖化したものの代表が
ヘモグロビンa1c(Hba1c)だ。

Hba1cは、血糖コントロール指標のゴールドスタンダードであり
我々医療界でにおいて、糖尿病の指標として使っている。


Hba1cの高い状態が、5~10年間続くと合併症が出はじめる。


現在ではなく、過去の高血糖状態=Hba1cが高い期間
のツケがあとになって、腎不全・歯周病・眼底出血・手足の壊疽などの
合併症として出てくるのだ。

AGEsが体に溜まるルートには下記の二つがある。

①体内のタンパク質が糖化して生成される
②食事で摂ったAGEsが体内に蓄積する


体内で作られるAGEs量は、


血糖値の高さ×その持続時間


なので、血糖値に気を配り
AGEs量の多い食品を控えることが
AGEs対策のポイントになる。


食事とAGEsの関係で覚えておきたいのが
食材差はもちろん
調理法によってもAGEs量は異なるということです。


AGEsは高温で長い時間調理するほど増える。


だから
同じ鶏肉料理でも
焼き鳥は水炊きの6倍
唐揚げは10倍ものAGEs量が発生する。


最近ではAGEsの生成を減らす食材の研究も進められている。


例えば、抗糖化作用の強いスルフォラファンが含まれている
ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)や
青汁の原料として知られているケール、マイタケなどがあげられます


日常生活面では
AGEsが蓄積している人は転んで骨折しやすく
よく笑う人はAGEsの蓄積が抑えられている
こんな研究も発表されています。


糖類は
玄米などの炭水化物として摂取し
これを咀嚼して唾液のアミラーゼで分解して麦芽糖にする。


麦芽糖は殆ど口腔粘膜からは吸収されません。


麦芽糖は、胃でも鳩首されない、十二指腸でも吸収されない、小腸にまでいって
初めてマルターゼという酵素でブドウ糖にまで分解されて
6~7メートルもある小腸でゆっくり6時間以上かけて吸収される。


ところが、砂糖やはちみつなどの直接糖は
口腔粘膜から即時に吸収されてしまう。


なので、同じカロリーでも
お菓子などの砂糖やブドウ糖を食べるのと
玄米などを食べるのとでは
カロリーが同じであっても
血糖の上昇は全く異なるし
AGEsの産出量も全く異なるのです。

ここまで来たら皆さん
もう甘い物を食べている人ほど更けているのがわかりますよね?


顔の皮膚にしわやシミがあったら
同じように臓器や脳もシミだらけなのです


また
神経の働きの乱れは
自律神経を中心とした体への不調にもつながり
どんどん体調不良が増えてきます


AGEsが溜まると排出は結構努力が要ります。
そういう手間に時間を使うより
摂らない工夫もしてみてください


「食べ過ぎているかも」という人は
じんわり汗をかく排泄と
かいた後にミネラルとオメガ3系の油を摂取して
体調を取り戻していきましょう。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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