悩ましい食いしばりの原因とは?
この時期に入ると桜の情報が気になり始めます
皆様は今年の花見はどうでしょうか?
今年も素敵な桜や花々をを見たいものです。
今回は最近当院でも悩みの多い
「食いしばり」について
原因と対策を書いていきます。
朝、目が覚めると首や肩が
カチカチに凝っている人は
寝ている間の
「食いしばり」が
原因のことが多いです。
日本人の70%の人が夜間の
歯ぎしりや食いしばりを経験していて
その中の20%ぐらいは
夜間の食いしばりが習慣となり
辛い朝を迎えているみたいです。
最近は夜間の食いしばりによって
睡眠の質が悪くなり
頭痛や自律神経失調症になる人も
増えてきました。
食いしばりを和らげて
気持ちの良い朝を迎えるための
アドバイスをしますので
食いしばりで悩んでいる方や
食いしばりの自覚はないが
朝起きると首や肩が
凝っていると感じている人は
是非参考にしてください。
一般的には食いしばりの原因は
ストレスとされてます。
しかし、ストレスがあっても
食いしばりがない人もいますから
単純にストレスが原因と
決めつけるのは少し強引です。
私たちのカラダで起きる事は
全て複合的な原因で決まります。
例えば
長年タバコを吸っても
長寿で健康な人もいれば
オーガニックの野菜しか
食べないのにガンになる人もいます。
カラダに悪いことをしても健康な人もいれば
カラダに良いことをしても病気になる人もいるのは
不思議ですよね。
これは、病気の原因は
一つでないということです。
私たちの健康は
良いも悪いも複合的な原因の
総合点によって決まります。
食いしばりの原因も同じです。
ストレスの他に
考えれられるものとして
糖質や小麦粉の取りすぎがあります。
これらを沢山食べる人は
血糖値が安定しないことから
睡眠時にアドレナリンが
出てしまって食いしばりに
なる傾向が強いようです。
当てはまる人は
食事を見直して改善してください。
糖類や小麦粉を減らした
伝統的な日本食がお勧めです。
これで、食いしばりの原因が
ストレスと食べ物になりました。
最後にもう1つ
アドバイスをします。
食いしばりの原因として
ストレス以外に僕が注目しているのが
就寝前の目の使い過ぎです
目の使い過ぎと言っても
遠く離れたテレビを見ているのなら
目もそれほど疲れませんが
寝る前までスマホで
ゲームをしたり動画を見ている人の目は
寝ている間も力が抜けず
ずーっと緊張したままとなります。
その目の緊張が寝ている間に
顎の筋肉へと伝わっていき
顎の筋肉も緊張していって
食いしばりとなります。
ましてや
日中のデスクワークで
画面とにらみあいをしている人ならなおさらです。
対策としては
・睡眠前の目の使いすぎをやめる
・目を上下左右と動かしほぐす
・目を蒸しタオルなどで温める
・側頭部をマッサージする
これらをすることで
夜間の目の緊張が緩和され
食いしばりも改善されます。
じゃあ、寝る前のテレビはどうかというと
テレビや照明を消したりトイレに行ったりと
寝る前にカラダを
動かすのならまだ良いですが
テレビを見ながら
寝てしまうようなら
やはり、目の筋肉は
寝ている間も緊張が続き
睡眠中もカラダや脳が休まず
質の悪い睡眠となります。
これは中年や高齢者に多いパターンです。
寝る前の読書も同じです。
テレビ、スマホ、読書を問わず
寝る前には一度目を休めたり
目を上下左右に動かすなどをして
目の筋肉をリセットしましょう。
多くの人が
気づいていないことですが
近くで何かを見るということは
必ず目の筋肉は緊張します。
その緊張が睡眠の質を悪くしたり
食いしばりの原因となることを
知っていただければ幸いです。
あなたが気持ちの良い朝を
迎えられますように
補足ですが
目の酷使はめまいや耳鳴りを引き起こします。
自律神経失調症と言われるものでも
「目の酷使」に気をつけてもらうだけでも
落ち着いてきますので
状態が悪い時は目を使いすぎないよう
よろしくお願いします。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。