筋肉の状態からその人のストレス状態を診る!!!
いよいよ子供たちの夏休みも終わり
9月から学校が始まります。
毎年のことですが
夏休みは妻も家事が増え
体が悲鳴を上げることが多いです。
世間のお母さま方、ホントお疲れさまです。
休めるときはしっかり休んで
9月からの残暑対策に努めてください。
9月と言えば
新学期の開始時はいろいろなことが起き
ニュースにもなります。
子供の自殺とかがいい例ではないでしょうか。
我が子のことなのに気づいてあげれない
とお悩みになる方も多いと思います。
自律神経を専門に見ている自分からすると
大小限らず何かしらメッセージは出ています。
ただ非常に見つけにくいことも多々あります。
今回はそれらを見るうえで
「筋肉の状態から読み取る」という1つの視点から
筋肉の緊張度とストレス
そしてうつとの関係について書いていきます。
世間一般的に
「筋肉が柔らかい=いい状態」
と考える方は多いと思います。
確かに筋肉が柔らかいと
・血行がいい
・エネルギーの浪費もない
・感情豊かになる
など様々な利点もあります
それなら常に筋肉が柔らかいことが
本当に大事なのでしょうか?
それならなぜ様々な自律神経の症状は
無くならないのでしょうか?
こういう疑問を持つことは大事です
いろいろ考えていきましょう。
筋肉の緊張とストレス耐性について
実は筋肉というのは
硬すぎても柔らかすぎても問題があります。
結論からお伝えしますと
筋肉とストレスの関係は以下の通りです。
筋肉が硬い=ストレスがかかっている
筋肉が柔らかすぎる=ストレスに負けてしまっている
例えば肩こりや腰痛などは
筋肉が硬くなっている方がほとんどです。
こういう方にはストレスがかかっており
それに抵抗するように筋肉が緊張します。
例えば、長時間パソコン作業を行うと
・腕を長時間使っているので肩も緊張しやすい
・目を使うので首の筋肉が緊張する(目と首は連動しています)
・長時間同じ姿勢を取っていると血液の流れが悪くなる
(血液が運ぶ酸素が不足すると筋肉は緊張します)
・やりたくないという気持ちがあれば
それも精神的にストレスになる
これらのストレスがかかると
抵抗するように筋肉が緊張します。
これとは逆に筋肉がフニャフニャに柔らかすぎる場合は
これらのストレスに抵抗できずに
筋肉が「降参」している状態を意味しています。
つまり、ストレスに勝てないため
「もう抵抗しない」と体が判断して
エネルギーの「節約モード」にするのです。
なぜなら
無駄な抵抗をやめることで
無駄なエネルギー消費が防げるからです。
実は、筋肉の緊張にはエネルギーを使っています。
ストレスに抵抗するために筋肉を緊張させていると
それだけで多大なエネルギーを使うことになります。
そのため疲れがどんどん溜まります。
ストレスに勝てないのにストレスに抵抗を続けていくと
エネルギーはどんどん使われ
最終的には生きるのに必要なエネルギーを使ってしまい
命の危険にさらされます。
過労死などはこのことと関係します。
そのため、命を守るための「節約モード」なのです。
命を守るため人は
無意識的に「節約モード」になるのですが
この時に筋肉はフニャフニャになっていく傾向があります。
すると下記のような症状が出ます。
・手足に力が入らない
・朝起きるのがつらい
・立ちくらみをよく起こす
・思考が働かない
・食いしばりが強い(アゴが痛い)
・欲の低下(食欲や睡眠欲、性欲など)
・下痢が続く
このような症状があり
筋肉がフニャフニャだと
その時はすぐにでもストレスから遠ざかる必要があります。
仕事や学校を休んだり
頑張っていることをやめたり
我慢することをやめたりする必要があります。
なぜなら
ストレスがある限りこの節約モードは続き
節約モードが続く限り、体の動きや思考は制限されるからです。
すると
勉強や仕事、楽しい活動といった通常の日常生活も
送れなくなるため、社会的な生活が困難になります。
そのため
こんな状態の方はいち早くストレスから
逃げる必要があるのです。
確かに学校や職場に行くことは大事です
ただここまで体の状態が出ているなら
例え気力があっても、行動すれば無理をさせ続けているに他なりません。
大事な人が苦しまないためにも
今回の話が皆様のお役に立てましたら幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました。