ウォーキングで体痛めていませんか?
4月も中旬となり
気がつけばGWも近づいてきました。
「本格的に運動でも!」
と思っている人も
多いのではないでしょうか?
身近な運動の代名詞ウォーキングですが
私たちにもたらす
効果には次のようなものがあります。
・血流を良くする
・筋肉がマッサージされる
・内臓機能が良くなる
・気分が良くなる
・代謝が上がる
・免疫が上がる
など様々な効果があります。
ウォーキングに関して
よく聞かれる質問の中で
「早く歩いたほうが良いのですか?」
という質問を受けます。
結論からいうと
早く歩いても、遅く歩いても効果があります。
もう少し解説すると
目的に応じてスピードを
変えると良いと思います。
この時の目的を大きく分けると
3つになります。
・心肺機能を強くしたい
・消化器系を良くしたい
・泌尿器系を良くしたい
ウォーキングのスピードによって
もたらすカラダへの影響は次の通りです。
・早く歩くことで心肺機能が鍛えられ
・ゆっくり歩くと消化器系が良くなり
・その中間のスピードで歩くと泌尿器系が良くなっていきます。
歩くスピードには個人差が
かなりあると思いますので
早いスピードは速足。
ゆっくりのスピードは普段の速さ。
中間は速足と普段の間と考えてください。
次にウォーキングのスピードと具体的な改善点です。
[ 早く歩く]
・血流を良くする
・代謝を上げる
・持久力をつける
[ ゆっくり歩く ]
・胃もたれを改善
・食後の散歩
・便秘の改善
[ 中間のスピード ]
・むくみの改善
・疲労の改善
・睡眠の改善
これらの効能を期待して
あなたの体調と目的にあった
スピードでウォーキングをすると良いです。
健康な人への
おすすめの歩き方は
例えば
1時間のウォーキングだと
10分 ゆっくり
10分 中間
20分 早く
10分 中間
10分 ゆっくり
このようにスピードを
変えながらウォーキングをすると
いろいろな効果が期待できます。
ウォーキングには
私たちを健康にするメリットがたくさんある反面
間違ったフォームで歩くと
逆に身体を痛めることもあります。
ウォーキングの常識の中で
多くの人が間違っていることが
かかとから着地する
が有名です。
間違った着地の仕方で
歩くことで膝や腰の負担が増し
膝や腰が痛くなり
症状が進むと
腰部椎間板ヘルニアや
脊柱管狭窄症といった
日常生活に支障をきたす人もいます。
では、ウォーキングの時に
どのように足を着地すれば
良いのでしょうか?
これについて解説をします。
「踵から着地をする」
この考えは半分正解で半分不正解です。
何故かというと、
足の裏からアキレス腱にむかう
尖ったところを踵だと思って
この尖ったところ(踵)で
着地をしているからです。
もちろん、この尖ったところも
踵の一部なのですが
ウォーキングで使う踵はここではありません。
この尖ったところ(踵)で着地をすると
歩いているスピードに
ブレーキがかかってしまい
その衝撃で結果的に
膝や腰を痛めてしまうのです。
車に例えると
ブレーキをかけながら
アクセルを踏んでいるのと同じことになり
このような状態で
車を走らせていると
いつかは壊れてしまいます。
では、踵のどの部分で
着地をすれば良いのかというと
土踏まずと尖った踵の間
ここが正しい着地の場所です。
詳しく解説をします。
足首にある「くるぶし」は分かりますか?
足首を90度にして
外側の「くるぶし」から足底に伸ばしたラインと
内側の「くるぶし」から足底に伸ばしたラインが
踵の真ん中で混じり合うポイントが
ウォーキングで着地をする部分になります。
もっと正確に示すと
その踵中央のポイントよりも
さらに1センチほど内側です。
多分、あなたが思っている
「踵」よりも随分と前にあると思います。
ちなみに立っている時も
このポイントに体重を
かけているのが良いと思います。
このポイントは解剖学的に解説すると
脛骨(すねの骨)の真下に位置していて
脛骨(けいこつ)の直下のポイントで着地をすることで
歩く時の無駄なブレーキが生じず効率よく歩けます。
つまり、長い間歩いても疲れにくいということです。
付け加えると
このポイントは歩く時ですが
走るとなるとここよりもつま先よりで着地します。
昔の日本人は長い時間を歩いても疲れなかったそうです。
それは、正しい足の着地をしていたからです。
足の着地の仕方次第で
カラダに良いウォーキングも
膝や腰を痛める
悪いウォーキングとなりますので
是非、正しい着地の足のポイントを把握して
そのポイントで着地できるように
練習をしてみてください。
身体を使うことは自律神経の働きを活性化させます
先ほど書いた通り
ウォーキングの仕方次第では
身体を痛めてしまします。
正しい動きで体に負担をかけず
ウォーキングを楽しみながら
身体機能の発達に役立ててください。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。