依存することは悪いことなのか?
皆様暖かくなってきましたので
体動かしてますか?
花粉症だから無理という声も聞こえてきそうですが
この時期に身体を動かしてストレスをかけると
「体力」が向上します
この体力で4月から始まる
新生活にかかる多大なストレスに
体が勝手に対応します。
つまり3月はとても重要な時期なわけです。
ダラダラしたくなりますが
5~10分だけでも毎日体動かしましょう。
今回は依存についてを書いていきます
「依存」という言葉
どういうイメージがあるでしょうか?
この言葉は
「人に依存するな」
「依存症」
というように、悪い意味で使われることが多いです。
しかし、「依存」とは一つの大切な能力です。
依存できないためにストレスを増やし
病気になる方さえいるのです。
依存から自立へ
人は生まれたときにはとても無力な存在です。
多くの野生の動物たちは
生まれてから数分から数日で
自立的に動き始めます。
人間はハイハイするのに早くて6か月
遅いと10か月ぐらいかかり
よちよち歩きが1歳前後です。
そのため、当たり前ですが
赤ちゃんは親に依存します。
ここから成長するにつれて段々と自立に向かうのですが
この時に「自分一人でやりなさい」というように
自立を教育されます。
これはこれで大切なのですが
ある程度成長すると
困った時は人に頼むということも必要になります。
このときに
自分でやらなければ
人に迷惑をかけないようにしなければという思いが強いと
なんでも自分一人で行おうとします。
このような人の体の特徴は全身
特に下半身の筋肉が過剰に緊張していることです。
問診の際の座り方
立ってもらった時、
施術の際に寝てもらう時、
全て必要以上に力が入っているのです。
そのような方に
「何でも自分でやってしまう傾向がありませんか?」
と質問すると
そうですねー
まぁそんな感じですよく言われます
というような返事をいただきます。
依存の隠された能力とは?
人は生まれてから
依存→自立
と成長した後は
「相互依存」
ができるようになることが望ましいのです。
霊長類以降は
群れを成して生きていくことを決めました。
そこには
「相互依存」をすることで
一人でいるよりもより多くのことができるようになり
自然界でも生き残れるという意味があります。
日本は文明が発展し一人でも生きていける社会ではありますが
しょせん我々は群れを成す動物ですので
一人で生きていくのにはそれなりに負担がかかるのです。
そのため、自立されていると思われる方は
「人に頼ってみる」という
「依存」の能力を開発してみて下さい。
人に頼ることに慣れてくると
不思議と筋肉の緊張も取れやすくなっていきます。
「私のことかな?」
と思う方はチャレンジしてみてください。
補足ですが
頑張れるうちは大丈夫なのですが
思っていることと、行動が不一致になった瞬間
「体に不調をきたします」
出てくる症状は自律神経失調症と同じ症状が多いです
(めまい、不安感、だるさ、やる気が出ないなどです)
なので自分の負担を減らす意味でも
「人に助けをもらいつつ、自分でもやる」という比率を
細かく調整しながら生活してみてください。
ただお願いばかり、助けてもらってばかりだと
これもストレス耐性が下がるのと
人間関係が複雑になりますので
その辺も気をつけてくださいね
最後までお読みいただき
ありがとうございました。